経験『+資格』で稼ぐ力が上がる!
朝倉さんのように使える資格に出合い、稼ぐ力をつけるには、自分の“ウリ”を見つけることが大事。それには、「これまでの仕事を棚卸ししてみるのが良い」と高村さんはアドバイスする。
「新卒で入社した会社から、これまで経験したアルバイトまで、どんな会社でどんな仕事をしたのか、成果や学んだことなど、細かく紙に書き出してみて。ウリになるポイントがわからなければ、同僚や友人に聞いたり、無料の適職診断テストをやってみると自分の強みが見えてきます」(高村さん、以下同)
また、まったく経験のない業界・職種よりも、過去に実務経験のある仕事で「+資格」を武器にできるほうが、収入アップにつながりやすい。
「グローバル化により、英語ができると、すでに持っている資格や仕事でも収入アップが望めます。例えば保育士の実務経験があって英語の資格を取ると、英語教育ができるベビーシッターや保育士として重宝されます。
食関連の仕事をしてきた方なら、近年子どもに多い、アレルギーに関する知識を持つ、アレルギー対応アドバイザーなども需要が高まっています」
これまでの実務経験に、資格を『+α』すれば、定年後の収入ダウンも怖くはない。むしろ現役時代より、ザクザク稼げる可能性だってある。
「50代以降の資格取得のメリットは、お金だけではありません。仕事を通じて、これまで出会えなかった人との交友関係が生まれることも。
それが活力になり、『ハリのある人生を送れるようになった』『自分に自信を持てるようになった』という人もたくさん見てきました。シニアになって家にこもっているより、新しいフィールドでどんどん活躍してほしいですね」
心も身体もまだアクティブな現在のアラフィフ、アラ還女性。「残りの人生で何ができるのか」を見つめ直し、稼げる資格をゲットすれば人生が豊かになる。あと20~30年で、“もう一花咲かせる”ことも叶うはず!