ロバーツ監督は試合後、佐々木の振る舞いについて、
「彼は成功しか知らない。だから(タイガース戦での投球に)動揺し、失望したのだと思う。だが、プロとして仕事に戻らなければならない。先発投手が2度も悪い投球をするのは珍しいことではない。これは、すべてが成長曲線なんだ」
“プロの仕事”に注文こそつつも怒ることなく、投手としての経験不足と成長過程での出来事と擁護。23歳の“ルーキー”にかける期待は揺らいでいない。
一方で、米スポーツ専門チャンネル『ESPN』の「MLBプロスペクト(若手有望株)トップ100」で、1位に選出された佐々木への“ハードル”は予想以上に高いようで、2試合連続での不甲斐ない投球に現地ファンの間では“ブーイング”も飛び交っている。
未熟な選手の移籍を抑制する“ルール”
「SNS上では、“シーズンは始まったばかり”と活躍に期待するドジャースファンに対し、やはりロッテでの紆余曲折を経て、結局はドジャース入りした経緯を知る他球団ファンでしょうか、ここぞとばかりに“怯えている”“子どもじゃないんだから”などと批判の声も目立っています」
2024年に千葉ロッテマリーンズからポスティングシステムを利用して、いわゆる“25歳ルール”に則ることなく、2年間の“前倒し”で海を渡った佐々木。この是非が球界OBらを巻き込んでの論争となり、中には「わがまま」「自分本位」などと叩かれたことも。
「25歳未満の若い選手がメジャー移籍する際、契約金や年俸を抑える目的で設けられた制度ですが、裏を返せばプロ選手としての技術不足、メンタル面での“未熟”な選手の渡米を抑制する制度にも思えてきます。
もちろん佐々木投手が覚悟をもってメジャー移籍したのは事実であり、彼自身も2試合を終わって“技術不足”と認めています。シーズン中にはマイナー降格も言い渡される可能性もありますが、さまざまな経験を積んで25歳になった時、ドジャースのエースとして“サイ・ヤング賞”候補のNo.1に挙げられていることを期待したいですね」
23歳の若きエースの挑戦は、まだ始まったばかりだ。