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ー リアルすぎる描写が話題

 

 4月1日、新ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)の初回が放送された。女優・多部未華子が主演を務め、ドラマの内容が話題を集めている。

リアルすぎる描写が話題

「今回のドラマは、2019年に放送された『わたし、定時で帰ります。』の著者である朱野帰子さんの小説が原作です。多部さん演じる専業主婦の詩穂が、ワーママが増える現代での孤立感を感じながら、様々な家庭で悩みを抱える人々と交流していく物語で、視聴者が共感できる内容になっているようです」(テレビ局関係者、以下同)

 多部は、2019年に写真家の熊田貴樹と結婚を発表し、2021年には第一子を出産している。TBSのドラマに出演するのは5年ぶりとなり、私生活でも母となった彼女の母親役は感慨深いが、ドラマのリアルすぎる描写に視聴者からこんな声があがっている。

《もう人ごとに思えないね》
《多部ちゃん出てるから見てるけど、なんだこのしんどいドラマは...動悸が...》
《多部ちゃんのドラマ、心痛すぎて凝視できないwww むりwwww》

 視聴者が抱える問題とリンクする内容は、深い“共感”が止まないのだ。

「第一話では、専業主婦の詩穂と真反対で、女優の江口えりこさん演じる“バリキャリママ”の礼子とのエピソードが繰り広げられました。冒頭、詩穂がつぶやいた『だれか大人と話したい』という言葉は、子どもが生まれて家にいる時間が長くなると、どの母親も思う感情でしょう。

 さらに、働きながら子育てをする礼子が、子どもの発熱で急遽お迎えの電話が鳴り、周りの目を気にしながら帰宅する場面は“ワーママあるある”で、思わず感情移入ざるを得ないほど、細かくリアルに描かれているんです

 現実世界に限りなく近いドラマ。その再現性に世間のママから大きな頷きが起こっている。

「子育ては、ある意味“孤独”とも隣り合わせ。日々正解のない世界を生きる戸惑いもあるでしょう。このドラマが世間のママたちの共感を生み、1日の終わりに心がホッとする瞬間にもなるかもしれませんね」

 今後、どんな共感が生まれるのか、見逃せないドラマになりそうだ。