始まりは「クラブ遊びと号泣会見」から

 清純派として売り出していた広末のイメージに最初の傷がついたのは、2001年だった。

 映画『WASABI』の記者会見では突如号泣し、会場を騒がせるなどした後、予定していた新作CMの公開取材を急遽キャンセル。さらに同年、クラブで豪遊後、東京渋谷区の自宅から150キロも離れた千葉・白浜市まで4万円相当のタクシー代を踏み倒し地面に座り込み、片腕を天に向けて掲げる衝撃的な姿が週刊誌に報道され、大きな話題となった。こうした一連の出来事から、一時期は精神状態を心配され“プッツン女優”というレッテルを貼られてしまう。

 SNS上では今回の逮捕を受け、過去の「奇行」を振り返る声が相次いでいる。

《広末涼子の逮捕、ショックだけど正直驚かない。昔から奇行エピソードは有名だったよね》

《広末涼子で驚くのは鳥羽シェフ不倫が最後だと思ってたのに…》

《積み上げてきたものを定期的にぶち壊すスタイル、嫌いじゃない》

《自称マネージャーの男は、新しい男か?》

 といった広末の報道に対して憶測を呼ぶ声もあがっている。

「16歳で一躍スターダムに上り詰め、『国民の理想』を背負わされた彼女は、自分自身のアイデンティティ形成期に『広末涼子』を演じ続けなければなりませんでした。2001年のタクシー無賃乗車事件や『WASABI』会見での突然の涙は、そうした精神的プレッシャーのサインだったかもしれません。今回の暴行による逮捕は、複数回の離婚や再婚、長年蓄積されたものが事故をきっかけに表に出てしまったのかもしれません」

 SNS上では彼女を心配する声も。

《福祉的な支援が必要なんじゃないかと心配に思ってしまう》

《普通に精神面が心配なんやが》

 といった長年のファンからは精神面を心配する声が目立った。

 活動自粛が報道されている広末。必要であれば治療やケアを経ることで、新たな姿で再出発する可能性も十分にある。多くのファンが、理解を持って彼女の再起を見守っているだろう─。