警察は認否を明らかにしていないが、看護師のケガの程度は軽く、入院治療の必要などはなかったという。にもかかわらず、地検は裁判所に勾留請求し、認められて留置場生活が続くことになった。
「逮捕後も、捜査員の指示に従わなかったり、大声を出すなどして話が噛み合わなかったといいます。事故直前に立ち寄ったサービスエリアでも、大声で“広末でーす”と見知らぬ人に話しかけたり、身体を触るなど不審な行動をしていたとか。不安定な状態のまま釈放すれば、自傷行為などにおよぶ危険性もあり、逃亡や証拠隠滅のおそれもあります。容疑者の心身を守りつつ、さまざまな可能性を視野に慎重に調べる必要があるのでしょう」(前出の記者)
真っ先に疑われるのは飲酒運転だが、事故当時は酒の臭いはせず、搬送後もアルコールは検知されなかったという。
違法薬物ではない、犯行に及んだ原因
「違法薬物についても任意で簡易検査をしたところ陰性でした。今後、より精密な本鑑定に回されることになりそうです。また4月10日には都内の広末容疑者宅に家宅捜索が入りましたが、違法薬物は見つかっていません。医師から処方された薬や市販薬のオーバードーズの可能性を含め、犯行におよんだ原因究明が待たれます」(同記者)
広末は14歳のころ、ニキビ治療薬のCM出演で芸能界デビュー。ショートカットで快活なイメージが人気を集め、ドラマやCMに引っ張りだことなった。
「中学時代の文集では“芸能界に入って女優になる”と書いていたそうですから有言実行といえます。早稲田大学の自己推薦入試に合格後、まじめに通学せず夜遊びに夢中になると“奇行”が報じられるようになりました。都心のクラブから朝帰り後、『フライデー』の尾行から逃げるためにタクシーに乗り、無賃乗車で千葉の南房総まで行ったことも。“女優業に専念するため”と大学を中退したと思ったら、モデル男性とデキ婚を発表。やがて離婚、再婚と私生活の話題が目立つように。料理人男性とのW不倫が赤裸々に報じられたのが2023年6月のことでした」(芸能リポーター、以下同)