アメリカ現地で長年取材するスポーツライターの梅田香子さんに聞いた。
出産に立ち会えない理由によっては家族に問題アリ
「アメリカでは父親が出産に立ち会えない場合、その理由をしっかり説明しないと家族関係に問題があるのではないかと心配され、カウンセリングを受けるように言われてしまいます。それほど出産に立ち会うのは当たり前。ほかの日本人メジャーリーガーは父親リストの制度を利用しているので、大谷選手も立ち会うことになるでしょう。
アメリカの病院は日本と違い、分娩室などに移動することなく1つの部屋で完結できますし、立ち会う人のためのソファも病室にあります」
異国の地で初めての出産を迎える大谷夫妻。欠場が認められる3日間はかなり忙しくなりそうだ。
「もし大谷選手が遠征先にいるときに生まれそうになったら、急いでロサンゼルスまで戻ってこないといけません。プライベートジェットで駆けつけることも考えられます。
また、アメリカでは通常分娩で母子ともに健康な場合、48時間以内に退院する決まりで、例外はほとんど聞きません。
さらに、退院までに子どもの名前を決めて出生届を出す必要があります。名前は事前に決めていると思いますが、出産から退院まで時間もないので、かなり慌ただしくなります」(梅田香子さん)
病院に駆けつけ、真美子さんに付き添ってわが子の誕生を見守り、親子で帰宅。大谷にとって怒濤の72時間になりそうだ。