若かりし頃のデヴィ夫人と娘・カリナさん(2020年『デヴィ・スカルノ展』より)
若かりし頃のデヴィ夫人と娘・カリナさん(2020年『デヴィ・スカルノ展』より)
【写真】デヴィ夫人と愛娘・カリナさんの美しすぎる親子ショット

 2021年2月にも、元従業員2名から解雇をめぐって労働審判を起こされたデヴィ夫人。この審判では、元従業員らが受けてきた「パワハラ」も白日の下に。

貴婦人の平手打ちは、社交界の常識

“バカ”“出て行け”“耳障りだ”などの暴言や、ファイルを投げつけるなどの暴力行為もあったとの記述もありました。ところが、ご夫人は元従業員の訴えやパワハラを否認し、裁判所による計600万円の支払い義務を不服として異議申し立て。

 が、2024年12月の労働裁判の一審判決で退けられ、さらに上乗せされた約2900万円の支払いを命じられます。ご夫人にしてみれば、納得いかない“しっぺ返し”を喰らい、パワハラ“認定”されたも同然の判決でした」

「平手打ち事件」が起きた2014年、その年末に認めた著書『言い過ぎて、ごめんあそばせ』(KADOKAWA/角川書店)では、《私に怖いものはありません》《貴婦人の平手打ちは、社交界の常識でございますのよ!》と、開き直りとも言える“トンデモ論”を高らかに唱えていたデヴィ夫人。

 周囲からは暴力やパワハラに受け取られる言動も、夫人にしてみれば世間からかけ離れた「常識」ということか。