プロ野球を中心に取材するスポーツライターによると、
「今シーズンの投球はボールが高めに集まっている印象で、調子よければテンポよく勢いで抑えてしまいますが、捕まり始めると苛立ちのせいか崩れやすい。また捕手の戸柱(恭孝、35)ともサインが合わず、それでいて自分が選択した球種を痛打されたのが巨人戦です。
2020年のMLBサイ・ヤング賞投手の実力は認めるところですが、本人は“日本を舐めている”つもりはさらさらないが、根底では“ここは自分がいるべき場所ではない”との意識が見え隠れするのも事実」
MLB時代に女性トラブルを起こして、事実上の“追放”処分を受ける形で2023年にDeNA入り。シーズン後には再契約の可能性を匂わせつつも、翌2024年はMLB復帰の道を模索しつつメキシカンリーグでプレー。
開幕前にヤンキースに“逆オファー”
しかしMLBのオファーが来ることはなく、今年1月にDeNAとの再契約を発表。入団した以上は先の目標に向けて、チームに尽力すると思われた。がーー、
【Need a Cy young starting pitcher for $0?(サイ・ヤング賞の先発投手が0ドルで必要ですか?)】
オープン戦真っ只中の3月9日、ニューヨーク・ヤンキースで負傷者続出を伝えるXのポストを引用し、さもヤンキースに売り込みするような“逆オファー”を投稿。これがアメリカ、日本でも拡散されて炎上。
「バウアーお得意の冗談だったとは思いますが、すでにDeNAと9億円で契約済みで、しかもスローガン『横浜奪首』に向けてチーム一丸になろうとする開幕前。ファンにしてみれば、“なら日本に来るな”と怒るのは当然。
時にチームメイトにもゲキを飛ばす、気迫あふれるプレースタイルのバウアーですが、その誤解されやすい態度から、一つ間違えれば孤立する可能性もあります。その時には……、波乱のシーズンは始まったばかりかも」(前出・スポーツライター)
9億円の価値を証明することができるのだろうか。