昨年11月に日本デビューを飾り、キラキラ輝くルックスと実力派のボーカル&ダンスで見る人の心をつかむNUʼEST(ニューイースト)が『知らない、ふたり』で日本映画デビュー。
7人の男女の交差する思いを描いた今作で、日本で靴職人見習いとして働く無口な韓国人青年・レオンをレンが、レオンが一目惚れする女性の彼氏で正直なジウをJR、レオンが働く靴屋の日本人スタッフに恋をするまじめなサンスをミンヒョンが演じている。
――できあがった作品を見て、どう感じましたか?
ミンヒョン「初めての映画。スクリーンで誰かを演じている自分の姿が恥ずかしくて」
JR「僕も。恥ずかしくて、最初はちゃんと見られなかったです。これまで歌手として活動してきたので、大きいスクリーンに出るって考えたことがなかったから」
レン「本当に。だから、すごく光栄でした。演じることを学べた今回をきっかけに、カッコいい俳優になりたいなと思うようになりました」
――それぞれが演じるキャラクターには、どこか本人と重なる部分が。撮影前に彼らと話をした監督が、設定を決めていったそう。ということは、JRさんは彼女がいながら、ほかの女性を好きになってしまいそうってこと?
JR「経験はないですけど、理解はできる気がします」
ミンヒョン「監督は、見抜いたんですね(笑い)。僕には、できないです」
JR「理解するのと、実際に行動するのは別だから!」
レン「でも、付き合うとかじゃなくて、どっちの女性も素敵だなって惹かれることはあると思います」
――ミンヒョンさんは、今作でキスシーンにも初挑戦。
ミンヒョン「女の人と唇を合わせるのは初めてなので、すごく緊張して、メンバーに相談したんです。でも、みんな“うらやましい”って言うだけで助けにならなくて(笑い)。毎日、ひとりで鏡を見ながら練習しました。撮影の前は、何度も歯磨きして」
JR「キスされる前に唇を尖らせて、何度もNGになったんでしょ(笑い)」
ミンヒョン「そうなんです! 突然される設定なのに、“待っていました”っていう感じになっていたみたいで5~6回撮り直しました(笑い)」
――JRさんには、女性を抱きしめる場面が、レンさんは入浴シーンがありましたね。
JR「だから、ミンヒョンがうらやましくないです(“一番、うらやましがっていた”とミンヒョンからツッコミが)。レンは、セクシーだよね」
レン「自分では、ネコがお風呂に入っているみたいだなって(笑い)。セクシーって思ってもらえるのかな? だといいですが(笑い)」
――映画の主題歌『Cherry』については?
レン「メロディーとか、歌詞とか、ダンスとか本当にカワイイ曲」
ミンヒョン「映画が終わってひと息ついたら、急に『Cherry』が流れてきて。ふだん聴くより、うれしい気がしました」
JR「僕のパートは最後のほうなので、流れなかったらどうしようと不安だったんです。でも、ちゃんと聴けてよかった。もっと、前のパートで歌いたかったな(笑い)」
映画『知らない、ふたり』 1月9日(土)、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。製作:日活、ソネットエンタテインメント、アリオラジャパン配給:CAMDEN、日活
撮影/佐藤靖彦