■葬儀の最中に写真を撮るのって失礼?
記録写真として遺族に頼まれている場合を除いて、基本的に斎場の中での写真は控えましょう。通夜ぶるまいの席でも同様です。衝動的に撮影してしまうと、後々、写真の処分に困ってしまうことも。なんらかの理由で葬儀の写真を残しておきたい場合は、撮影の前に必ず遺族に確認をしましょう。
■通夜ぶるまいは遠慮しても大丈夫?
通夜ぶるまいは、遺族や親類縁者などが集まって故人を偲ぶ会食の席です。案内された場合は固辞せずに、席に着くようにしましょう。故人を真ん中にすえて新しいご縁を結ぶことも供養のひとつだと考えられており、基本的にはひと口でも箸をつけるのがマナーとされています。
■身内以外は火葬場へ同行してはいけない?
親族やあらかじめ喪家から声がかかっている人は、告別式のあと火葬場へ向かいます。遺族側はあらかじめ人数を把握して移動手段や精進落としの用意などをしています。声がけがない場合は火葬場への同行は控え、一般の参列者は、出棺後、静かにその場を立ち去りましょう。
■平服って書いてある場合、どんな服?
近年、ホテルなどの会場で「お別れの会」「偲ぶ会」を開催する葬儀が増えつつあります。平服といってもカジュアルな装いはNG。光沢のない素材の黒や紺、グレーといった色合いのワンピースやパンツスーツが無難です。あくまでも、故人を偲ぶ席だということを忘れずに。
(イラスト/上田惣子)