■6、勝負の日は、笑っちゃうくらいの雰囲気づくり!
試合や受験などの当日は、ジタバタしても無駄。
「本番では、積み重ねてきたことの成果以上のものは出ません。子どもをリラックスさせることに努めてください」
リラックスが必要なのは、気負いすぎると心のバランスが崩れるから。闘争本能に関わる交感神経と、リラックスに関わる副交感神経の働きの差が大きくなるのを避けなければならないという。
「スポーツ選手は、試合が近づくと自然に闘争本能が強まるんですよ。だから、箱根駅伝の直前に『ワクワク大作戦』を提示してリラックスさせたことは、理論的に正しかった! これは、後になって知ったことなんだけどね(笑い)」
■7、母も『子育て目標管理』で、遊びながら楽しむ♪
何より大切なのは、親が一緒に目標に向かうこと。
「お母さんも日記スタイルの目標管理をしてみるといいと思います。子どもをどうしつけるかという目標を掲げ、点数をつけながら、遊び心を入れてやればいい。子どもが目標を達成したときの喜びを、自分の喜びに変えていくことが大事だと思います」
自分も目標を持てば、子どもの気持ちがよくわかるはず。
「子どものやることなすことに口を出してしまうお母さんは、今まで1週間に10回口出ししていたところ、5回に抑えるという目標を立てる。“叱る前に少しの間をおく”という目標でもいい」