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 LINEなどSNSを使っていじめを行う子どもたちが急増。社会問題になっている。我が子がいじめに遭った場合、どうすればいいのだろうか?

 250件以上のいじめを解決した“いじめ仕置き人” T・I・U.総合探偵社代表 阿部泰尚さんに対策を聞いた。

「直接的ないじめでは、“音声”と“動画”が相手を追い詰める決定的な証拠になります。基本は、『当事者録音』。ICレコーダーを本人の制服の裏などに貼りつけ、加害者とのやりとりを押さえます。暴力を受けたら、相手の名前を呼びながら“腕が痛い”など具体的な言葉を発します。放課後のいじめは、大人が動画記録を撮ることもできる」

 冒頭のようなSNSいじめ対策についてはこう語る。

「SNSいじめの場合、アカウントを削除させないように注意しながら、できるだけ多くの足跡を残させます。傍観するのもひとつの策。被害者が反応するまで多くの投稿を繰り返すはず。人の悪いところを10個言うのも実は大変。ネタが尽きれば、特徴的なことを言いやすい」

 特定の犯人を絞り出す方法については、こうアドバイス。

「特定の人しか知らない単語や情報をわざと言わせるように仕向ける。投稿者がフォローする、フォロワー同士のつながりを見て関係性を把握するよう努めれば、犯人はだいたいその中にいます。集めた証拠はSNSを知らない教師のために文書資料として時系列でまとめて、学校に持ち込んでください」