リリー・フランキーが今年1月、東京の渋谷と恵比寿の間にオープンさせたばかりの居酒屋『夜ノ森』。俳優に作家、イラストレーターとマルチに活動する人らしく、店のロゴも自らの手描きだ。
「メニューもリリーさんと料理長が話し合って考えていますよ。オススメはレモンサワー。リリーさんが愛媛に行ったとき“無農薬でおいしいレモンを見つけた! これでサワーを作ろう”ってなったんです」（男性店員）
本誌記者が訪れたのは、オープンからすぐの土曜日。予約客でいっぱいのところを“１杯だけ”という条件で入れてもらい、そのレモンサワーを飲んでみた。う～ん、たしかにレモンの香りとほのかな甘みがグッド。チャージもお通しもなく、お酒のあては500～1000円だから、気軽に寄れる感じだ。それでいて、狭いながらもカウンター12席と半個室1室、さらに立ち飲みスペースで構成される店内には、おしゃれな雰囲気が。隣席にいた男性客に話を聞いた。
「ぼく、ミュージシャンの卵なんです。リリーさんのセンスが大好きで、予約して来ました。カルチャー好きな人は来なきゃでしょ!」
では、そんな彼らが洗礼を受けたい本人は顔を出しているのか。
「仕事がないときは、けっこう頻繁に来ますよ。いつも『かに胡麻豆腐』をつまみに、ビンテージのウイスキーを飲んでいます」(前出・店員)
