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 昨年2月、作曲家の新垣隆氏が『週刊文春』にて、佐村河内守氏のゴーストライターを18年間も担っていたと暴露したことが発端だった。

「佐村河内さんはまったく耳が聞こえないというウソをついていると明かしたことで、ゴーストライター問題から“現代の偽ベートーベン騒動”に。佐村河内さんは長髪を切ってヒゲを剃り、会見を開いて謝罪しましたが、“新垣さんらを訴える”とキレてもいましたね」(テレビ局関係者)

 会見があったのは昨年3月。騒動が鎮火してきたころから新垣さんはバラエティー番組やCMをはじめ、さまざまな分野からひっぱりだこに。

「ゴーストライターの仕事と同様、新垣さんは基本的に“頼みごとは断れない”と言います。佐村河内さんの“共犯者”として周囲から厳しい言葉もかけられたようですが、いまでは人気者。逆に佐村河内さんは、5月に自宅のベランダでタバコを吸う姿を写真週刊誌に撮られたくらい」(ワイドショースタッフ)

 7月某日、騒動当時に住んでいた佐村河内氏のマンションの住人に尋ねてみた。

「あの騒動から引っ越したと聞いています。まったく見かけなくなりましたし」

 取材を続けると、こんな声も。

「佐村河内さんの奥さんは近所のコンビニでお会いしますよ。私は仕事で遅い時間に立ち寄るので、夜10時過ぎとかなんですが、奥さんも夜遅くまで働いているのかもしれませんね」(近所に住む女性)

 そして、佐村河内氏自身の話はというと、一向に出てこない。だが、記者が佐村河内氏の部屋があるベランダを見つめていると突然、本人が出てきた! 5月に報じられたときと同様、タバコを吸いながら5分ほど外気を浴びていた。ただし、ベランダは簾で目隠しがされていて、その姿は一瞬しか確認できなかった。

「マンション内でもまったく見かけなくなりましたし、人の目をそうとう気にしていると思いますよ。ただ、1か月前にバスに乗るのを見かけたんです(笑い)。一連の騒動が映画化されるって聞いていますし、撮影か何かですかね」(同じマンションに住む男性)

 すっかり姿を隠し、佐村河内氏はゴーストそのものといった暮らしをしているようだ。