4月スタートの月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)に主演することが決まった福山雅治。連ドラ主演は、'13年の『ガリレオ』(フジテレビ系)以来、3年ぶりだ。
そして、春にはうれしいニュースがもうひとつ。出資者の1人として名を連ねる『渋谷のラジオ』の開局だ。
これは渋谷区内を聴取エリアとするコミュニティFM。活動は有志企業の協力を得ながら“市民ファウンダー”なる民間の出資者も募っているという。その代表格で、不動産業を営んでいる佐藤勝氏に設立の経緯を聞いた。
「以前『SHIBUYA―FM』というラジオ局があったのですが、'13年7月に終わってしまいました。そこで、渋谷周辺の商店会が力を合わせて渋谷のFMラジオ復活に向けて奮闘しました。そんななか、原宿に事務所を構えるクリエーターの箭内道彦さんとも協力をして、彼が理事長を務めるNPO法人『CQ』が運営を務めることになったのです」
福山は、箭内氏と古くからの友人関係。そこで、“スペシャルファウンダー”として出資することになったわけだが、関わりはそれだけでは終わらない。箭内氏はこう語る。
「まだ相談中ですが、番組を担当してもらうか、番組をプロデュースしてもらうかなどの形で参加してもらいますよ。強いラジオ愛を持つ人ですから心強いです」
たしかに、そのラジオへのこだわりはファンなら周知の事実。
「よく聞かれるのが“福山さんは番組を持つのですか?”という質問ですね(笑い)。まだわかりませんが、僕も彼が何をしてくれるのか楽しみです」(箭内氏)
『渋谷のラジオ』は災害時の情報伝達に有効なコミュニティFMの強みも生かしながら、地域活性化の模範となるのが目標だという。
前出・佐藤氏によれば、地元の人や渋谷に縁のある人にも番組作りに参加してほしいという願いから、ホームページで出演や企画に携わるボランティアスタッフの募集も行っている。その反響はというと……。
「渋谷に勤めていたり、渋谷に大学がある学生さんだったり、すでに500名以上の方に説明会に来ていただきました。アナウンサー志望の方は女性がとても多く、なんと8割近くを占めています。若い女性からお孫さんがいる方まで幅広い年齢層の方にご応募いただきました」