元相方・高橋健一の逮捕で話題になった元キングオブコメディの今野浩喜。その個性的な顔を生かし、今後は俳優業を続けていく予定。専門家の目線から見た今野の顔はどのような評価なのだろうか? 高須クリニック・高須院長に話を聞いた。
――元相方の逮捕で解散することになり、今後は俳優活動を行うみたいですが、高須院長から見てどうですか?
「役者って別に全部二枚目である必要はないし、いろんな役があるからこれはピタッと役と合えばこのままでも売れるんじゃない?」
――顔の作りはどうでしょう?
「モンゴル帝国の貴族の顔ですよ。もっと細くすれば満州国の貴族の顔だね」
――そうなんですね。
「大陸だとね。こちら(高橋)の方が兵隊に多い顔(笑い)。日本人が欧米の美的基準に害されているから、ギリシャ人みたいな顔をしているのが良い顔だと思っているだけ。
台北の故宮博物院に行って絵を見てごらん。李世民(唐の皇帝。中国史上最高の名君のひとり)もこんな顔をしているし、皇帝の顔。皇帝の顔って竜顔って言って最高の顔なんですよ」
――ほかに良い部分はありますか?
「このタイプは老けにくい。あと男性として優れている顔だね。男性ってまず経済力、健康でしょ。守る力があるから打撃に強いですよ。朝青龍なんかこのタイプだから強いですよ。基本的にこの顔はね、福顔」
――福顔はわかる気がします。
「七福神を見てごらん、みんなこの顔しているから。布袋様とかえびす様とかみんなこういう顔なんだよ。今、台湾で流行っている開運整形っていうのは二重顎で耳たぶがポテッとした仏様みたいな顔なの」
――そう聞くと、納得です。
「縁起も良いし、戦ったら強い。歳をとっても顔が変わらない。よく見ると善良な人に見えるじゃない。この人(高橋)の方がダメそうな顔をしている。すべてにおいて優れているこのような顔を、世間ではブサイクだと言われているけど、僕はそうだとは思わない。みんな歴史を知らないだけ」
――開運整形と言うのは効果があるんですか?
「よくなるの。こういう顔の人たちは、生活して稼がないと取り残されるからって努力するからね。イケメンだったら勉強もしない、努力もしない、金も無いし、力も無いでしょ。借金だらけになりますよ」
――ヒモはイケメンが多いですもんね。
「そうそう。彼はヒモをするのはちょっと大変(笑い)。ヒモをやるよりもしっかり働いて食わせる。だからタレントとして売り込むんだったら絶対こっち(今野)の方が良いよ」
――結婚するのもこういうタイプの方が良いですか?
「絶対良いと思いますよ」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。高須院長Twitterアカウント @yes_jinsei