1月19日の夕方、埼玉県三郷市で起きた姉妹間での切り付け事件。初めは「殺してやる!」という物騒な口論だったが、姉が刺し、妹が刺されるという修羅場にまで発展した。
見た目は「2人とも背丈は160センチ前後で顔も似ているが、妹さんのほうが、体格がよくてがっちりしている。お姉さんはスカートにセーターといった服装が多く、ファンデーションを塗っているのがわかりました。妹さんは化粧っ気がなくて、ジーパンとスエットの印象があります」(近隣の飲食店店員)
普段からもめごとが多く、言い争いも目撃されている姉妹だが、ともに飲み歩きに繰り出すことも珍しくなかったという。
それではなぜ、姉は包丁で頭を切りつけるという一歩間違えれば命を奪いかねない行動に出たのか。以前から2人を知る女性が明かす。
「姉はモテて、男の金でお酒を飲んだりする。ただ、男関係が原因ではないと思う。妹さんは、姉が自分の娘にご飯もあげないで飲み歩いていることを怒っていた。姉も娘のことを“かわいい、かわいい”って言うんだけど、一緒にはいなかったのよ。それと、特に姉は仕事が続かない。時間を守らなかったり無断欠勤するからクビになったこともある。生活がルーズなのは、悪いところだよね」
そんななか、本誌は被害者の妹を直撃した。2日前に20針縫ったという頭には、包帯は巻かれていない。ケガの様子を尋ねると、
「はい、すみません、私も姉も大丈夫です。元気なんで」
と表情をこわばらせる。自分は被害者だが、姉が加害者だから心境も複雑なのだろう。それでも強気に目を見開き、
「人目があるんで……。(アパートに)いられなくなっちゃうから、すみません」
と周囲を気にしながら、1階の姉の部屋に入っていった。前出の女性によると、妹は姉への恨みごとはいっさい口にせず、自分の身体よりも姉の子どものことを心配しているという――。