昨年末に成人を迎え、とうに「祝杯」をあげられたものだと思っていた佳子さま。ところが、アルコールの味を知らないというご発言。“酒豪”のご一家だけに意外な気もするが、佳子さまなりのお酒との付き合い方なのだろうか──
「お酒は飲んでいいのですが、まだ飲んでいません」─。
2月1日、渋谷区で行われた『手話狂言・初春の会』を鑑賞された後のご懇談で秋篠宮家の次女・佳子さまは、20歳になった感想を聞かれると、そう答えられたという。
すでに昨年12月29日に成人の誕生日を迎え、年明けからお出ましが増えるなど、成年皇族としての役割を着実に果たされている佳子さま。
春からは国際基督教大学(ICU)に通われるオトナの女性だけに、少し意外なご発言のようにも……。
「1月には学習院出身者の成人を祝う会があり、佳子さまはその後、東京・青山にある会員制のクラブラウンジにお出かけになりました。遠慮してソフトドリンクで乾杯されたのでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
佳子さまは、’13 年に学習院大学に入学後に、新宿・歌舞伎町でサークルの新歓コンパに参加したところを報じられたが、さすがに飲酒はされなかったようだ。
「ICU入学後は、武蔵境や吉祥寺で飲み会などをする機会が増えるかもしれません」
と話すのはICUの学生。
「ICUの最寄り駅はJR中央線の三鷹駅か武蔵境駅になるので、ICUの学生が立ち寄るのは、その駅周辺の居酒屋になることが多いです。
新宿まで繰り出すこともありますが、"住みたい街ナンバーワン"に選ばれることも多い吉祥寺でオシャレに飲むこともあります」(同・学生)
佳子さまの「飲んでいない発言」にこんな話を明かしてくれたのは、ある政府関係者。
「皇室内のことはわかりませんが、いわゆるセレブの家では、未成年のときからお酒の体験をさせるのが当たり前です。というのは、要人が集まるようなパーティーで、飲酒経験がないまま飲酒をすると、大変な粗相をしてしまうかもしれないからです。だから、前もって経験し、体質を知るためにお酒を飲むことは当たり前です。佳子さまも、まだお酒を召し上がったことがないなら、そろそろ慣れたほうがいいかもしれません」
ある学習院関係者は、皇族のお酒にまつわる大変さを目の当たりしている。
「学習院の同窓会行事のときに、皇太子殿下がビールでも水割りでも、ついでもらうたびに次々とすべてを召し上がっているのを見ました。やはり、好意でお酌してもらったものを皇族として無下に断るわけにもいきませんし、かといって酔っぱらうわけにもいきません。殿下はお酒が好きでお強いので顔色は変わっていませんでしたが、大変だなと思いました」
佳子さまが、そこまでお酒をすすめられることはないだろうが、秋篠宮家に近い関係者からはこんな話も。
「今回のご発言は、1滴も飲んだことがないというわけではなく、深酒や酔っぱらうまで飲んだことがないという意味だと思いますよ。佳子さまは常識的な方ですから」
入念な準備をして大学に再入学するほどの佳子さまが、お酒に限って"予習"をされていないことは、なさそうだ。佳子さまらしい、おしとやかなお酒との”距離”のとり方だったのかもしれない。