「お・も・て・な・し」どころではなくなってきた2020年東京オリンピック。起死回生の一手には一体、何をすればいいのか? 街の人の意見を聞いた。
「100円ショップ、アニメ、ニンジャ、サムライ……クールジャパンと呼ばれるものを総動員して、外国人の興味を引きつけるしかない! 記録ではなく記憶に残るオリンピックを目指そう!」(20代・男性)
「美空ひばりや三波春夫のような存在がいない。AKB48では国民を盛り上げられない!」(60代・女性)
「日本によいイメージを持ってもらいたいから、外国人観光客に対して少しでも優しく接するようにしています。地下鉄で迷っていたら乗り換えを教えてあげたりとか」(20代・女性)
各人が日本の素晴らしさを各国に対して営業していく姿勢は大切かもしれない。
「バタバタが続いたことで、諸外国に与えた日本のイメージ低下は否めない。訪日を計画する外国人の客足を鈍らせないためにも、日本政府が誠意ある外交を心がけることが大切なのではないか?」(40代・男性)
「まじめな話、お金とか関心ではなくて、民意こそいちばん必要なんじゃないの? 2020年のオリンピックって誰のためにやるのかさっぱり見えてこない! 私たちが盛り上がりたいと思えない限り、成功はないと思うんだけど」(30代・女性)
「1964年の東京オリンピックは、戦後復興の象徴として国民が一致団結するような雰囲気があった。“オリンピックの将来のあり方を見せる。未来を見せる。復興した姿を見せる”と公言して2回目の招致を勝ち取ったわりに、現状ではどれも見えていない。エンブレムだけでなく大会自体が幻にならなければいいが……」(60代・男性)
世界をうならせるジャパン・クオリティーの技術力を見せつけてほしいところ。
「2021年以降につながるオリンピックにしないといけないと思うのですが、すべての事業が2020年をピークに考えている気がします。“オリンピックの後”を提示するような話題や計画が欲しい。雇用にしても、使い捨てでは意味がない」(50代・女性)
「英語通訳、テロ対策、原子力問題など、やらなければいけないことだらけなのに、どうでもいいことでゴタゴタが起こりすぎ! 未来とは無縁なロートルの政治家や関係者の首をすげ替えることこそ最善策!!」(40代・女性)
「オリンピックに選ばれていない種目を含め、スポーツ界全体が盛り上がるようなイベントなどを展開してみては?」(30代・男性)