11月30日の秋篠宮さま50歳お誕生日に先だって行われた記者会見。
「今回の記者会見は、2週間のブラジル訪問や園遊会などハードなご公務の後に行われましたが、ご夫妻ともお疲れも見せず、時折、ユーモアを交えたものとなりました」
この会見について、そう話すのは宮内庁関係者。
今年の6月には、秋篠宮妃紀子さまとのご成婚25周年も迎え、節目の年になったことについて、
「50という響きについては、ちょっと年をとった感じがありますけれども、それについての何か感想があるということではありません」
と淡々と応じられた秋篠宮さまだが、3人のお子さま方、特に、ふたりの内親王のご活躍には目を細められた。
10月に24歳のお誕生日を迎えた長女の眞子さまは、9月に留学先の英国からお帰りになると、成年皇族としての活動が大幅に増えた。
「10月に秋篠宮さまが長年務められていた日本テニス協会の名誉総裁を引き継ぐと、『全日本テニス選手権』では優勝杯を授与されました。
秋篠宮ご夫妻がブラジル訪問中は、文化勲章受章者らとのお茶会にも出席し、千葉の宮内庁鴨場では、おひとりで巧みな英語を使い、外交団を接待されていました」(宮内庁担当記者)
記者会見に同席した紀子さまも、眞子さまに次のような感謝の言葉を述べられた。
「私たちが10月の下旬から11月の上旬にかけてブラジルを訪問した際、私たちの代わりに宮中行事や地方の式典に出席しました。
ひとつひとつを丁寧に深く考えて務めていると感じました。一方で留守の間、自分の弟の世話をよくしてくれ、たいへん助かりました」
会見では、眞子さまの英・レスター大学大学院で専攻された博物館学について、
「自然史とアート両方の要素を含んだテーマというのが私自身にとっても興味深いところがありますので、そのことについて話をしたりすることがあります」
と父と娘の会話についても明かされた秋篠宮さま。
実は、眞子さまは公務だけではなく、研究者としての道も着々と歩まれている。
「眞子さまはすでに“就職”をされました。都内のミュージアムに、非常勤研究員のような形で勤務が始まっているそうです。
ただ、無給のボランティアのような形なので、私的なものとして、勤務先や内容などの公式発表は控えるとのことです」(秋篠宮家関係者)
女性皇族の就職といえば、天皇・皇后両陛下の長女・黒田清子さんは大学卒業後有給で山階鳥類研究所にお勤めだったが、専門知識を生かす仕事であるのに、なぜ、眞子さまは無給なのか─。
別の宮内庁関係者は、こう推測する。
「眞子さまは提出した修士論文の正式な結果がまだ出ていませんし、公務との兼ね合いで本格的な勤務が難しいこともあり、見習いのような形から始めたいお気持ちがあるのではないでしょうか」