4月27日に東京・赤坂御苑で開かれた『春の園遊会』に出席された皇太子妃・雅子さま。
園遊会は毎年、天皇・皇后両陛下をはじめ皇族方が、各界の功労者をねぎらう2000人規模の行事で、昨秋に続いての雅子さまのご参列も注目されていた。
今回も前回と同様に雅子さまは冒頭の10分弱のみの出席となり、園遊会後の“宴”にも駆けつけられたという。東宮職関係者が説明する。
「雅子さまは途中退席した後、東宮御所で休憩し、散会後に赤坂東邸で開かれた小宴に参加されました。
園遊会の後は、御用地内の施設で両陛下をはじめ皇族方が休憩をとり、最後に皇居に帰る両陛下をお見送りすることになっています。
雅子さまは今回も出席され、和やかな雰囲気で終わったそうです。美智子さまのお喜びも、ひとしおだったのではないでしょうか」
美智子さまのそんな期待を背負われながら、次回の『秋の園遊会』が雅子さまにとっては“正念場”となる。
すでに『週刊女性』でも報じたが、次回と次々回の“ドレスコード”は、雅子さまが苦手とされる「和装」の予定になっているからだ。
しかし、雅子さまはすでに意欲をにじませているようで、こんな計画が持ち上がっているという。
別の宮内庁関係者が打ち明ける。
「今回、現場で若干の混乱があったので次回以降、途中退出する際のご挨拶は園遊会の冒頭部分でしていただくことで検討が始まったそうです。
つまり、雅子さまの出席の可能性が高いということで、13年ぶりの和服でのご参列が期待できそうです。
4月の神武天皇式年祭の宮中祭祀でも、雅子さまは古式ゆかしい髪型や装束で臨まれたそうなので、負担ではなくなってきているのでしょう」
折しも、検討されていた皇太子ご夫妻のベルギー訪問が、3月のテロの影響で、取りやめの方向になっているようだが、今後の予定について前出・東宮職関係者が解説する。
「皇太子ご夫妻は、両陛下に続いて熊本地震の被災地に足を運ばれる可能性もあります。9月前後には、両陛下から昨年引き継ぎ、秋篠宮ご夫妻と交互に担当する『こどもの日』と『敬老の日』の訪問で、お年寄りの施設を視察されることにもなっています。夏から秋にかけて、ご多忙になると思います」
この秋は、そんな公務をやり遂げ、今回以上に充実した表情をされた「和服姿」の雅子さまを赤坂御苑で拝見できることになりそうだ。