今回、陛下が皇居・御所の応接室でビデオメッセージを収録するときも、
「大事な事柄であるので、この場をともにするように」
というお考えがあり、美智子さまは近くで見守られることになったという。
「収録時にも陛下のそばに控えられたように、メッセージの内容についても美智子さまが相談を受けられるようなことはあったかもしれません」
今回の陛下のお言葉に、美智子さまのお気持ちも含まれていたのではないかと話すのは、前出の渡辺さん。
宮内庁担当記者もこう話す。
「美智子さまは、皇室の重要なことについては皇位継承者がお考えになるべきと、表だった言動は避けられています。
ただ、陛下と皇太子さまと秋篠宮さまが'12年の春ごろから月に1回程度、会談する三者会談も、美智子さまのご提案から始まったことを宮内庁幹部は明かしています。
美智子さまは、日ごろからさまざまな面で陛下を支えているので、今回のお気持ちも美智子さまのお考えも入っていると思います」
8月に入っても、『水の週間』に関する式典や北海道と沖縄の「豆記者」との懇談、『山の日』の式典に参加され、ご体調が安定傾向にある雅子さま。
美智子さまの切なる思いを受け継ぎ、4年後には世界中の人たちに“新・皇后”としての姿をお披露目することになる─。