女としての焦りはあったかも

智子 私は別に、夫に不満があるわけじゃないんです。でも、女としての焦りはあったかもしれない。お互い大変な思いをして再婚したのに、再婚して数年後にはセックスレスになってしまったんです。

──どうしてですか?

智子 やっぱりメンタル的なことだと思います。私は子どもがいなかったけど、彼には最初の結婚で2人の子がいたから、ときどき会いに行ってたようで。私は全然気にしていないのに、彼は私に知らせずに会ってくる。気分的に、子どもと私の板挟みになって、ひとりで悩んでいたみたいですよね。

──もうちょっとオープンな関係にしておけばよかったですよね。

智子 そうなんですよね。でも、前妻がかなり私に対して怒っていたようなので……。

不倫妻たちは「女としての焦りがあった」と語る(写真はイメージです)
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──結婚してみたら、思い描いていたものとは違っていました?

智子 あちらの養育費があったから、私もフルタイムで働いてきました。でも、私としては彼と一緒になれてよかったと思ってた。セックスレスではあるけど、仲は悪くはないんですよ、今も。たまたま付き合っている彼もセックスレスだったから、そういうこともよく話しました。

信子 女としての焦り、私もわかります。夫の部下である彼と付き合い始めてから、ああ、私も女だったんだと思うことが多くて。

あかね 結婚生活は女性から「オンナ」の部分を奪うのかもしれませんね。