ついつい渡してしまうけれど、それって正しいの?
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『わたしが神さまから聞いたお金の話をしてもいいですか?』『神さまのお告げで教わった! 井内由佳のしあわせスパイラル』などの著書がベストセラーとなった井内由佳。そんな彼女は、1989年のある日、神さまのお告げが降りる。それ以降、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けているという。隔週で連載している『神さまの幸福論』では、井内先生に寄せられた人生相談と、その回答をお見せしていきたいと思います。今回は前回に引き続き、子どもへの"援助"について。前回の井内先生の回答へ、重ねて質問が届きました。

Q:前回、回答をいただき、サポートの面で、必要なときは結婚するまでは大丈夫なんだなと安心しました。長男は、先日、昇給したということで、自分でローンを組んで新車を購入しています(買ってあげた中古車の調子が悪くなった)。新車でも、腹立だしい気持ちが強いと故障することもありますか? もし、故障したとして、腹立だしい気持ちを落ち着かせるようにするには、どんな言葉かけをしたらいいのでしょうか?

「いろんな人がいるから、スルーしたほうがいい」と言ったらいいのでしょうか? いろんな人と関わり合って、可愛がってもらってるみたいですが、飲み会は回数が多ければ断ってもいいのではないかと思うのですがどうなのでしょうか。子どもからすれば、いろんな情報や、縦横の繋がりができるから必要だと言います。男社会は分からないので、よろしくお願いいたします。

井内先生からの回答

A:前回に引き続き息子さんのことでご質問ですね。お給料の手取り額が極端に少ない息子さんに、経済的援助をするべきかどうかというご質問でしたね。

 そのとき、わたしは「成人していたとしても、子どもが結婚するまでは、経済的には親がバックアップをするほうがいい」とおっしゃる神さまのお言葉をお伝えしました。そして、怒ってばかりいると、ものが壊れやすいということもお伝えしました。それを受けての、追加質問ですね。

 まず、あなたのご質問で気になるのは、成人した息子さんの人間関係をはじめとしたプライベートなことに首を突っ込みすぎているということです。

 息子さんももう大人です。誘われる飲み会をどうするかくらい、自分で考えるはずです。行きたければ行くでしょうし、行きたくなければ断るでしょう。それに、息子さんには息子さんの、親の知らないいろんな世界があるはずです。彼女がいるかもしれませんし、人間関係でも、いろんなことが起こっているはずです。

 親が想像する以上の、本人独自の世界が彼にもあるのです。それをあなたが干渉するのは、端から見てもおかしいし、何より息子さんにとってよくないのと、今後息子さんが結婚したときに、息子さんを苦しめることになるはずです。

 親が成人した子どもに関わるのは、経済的援助を頼まれたとき、そして何かアドバイスを求められたときだけです。いろんなことを根掘り葉掘り聞いたり、向こうから聞かれもしないのに、「こうしたほうがいいんじゃない」と口を出すものではない、と神さまはおっしゃるのです。

 あなたも、息子さんとはひとりの大人として、接してあげてください。そのほうが彼も精神的にずっと自立するはずです。

 それと、もうひとつのご質問、新車でも腹立たしい気持ちが強いと故障することもあるかということですが、はい、そうなんです。新しいものであっても壊れやすくなるんです。マイナスの感情は破壊のエネルギーを生みますからね。この真理は、息子さんに教えてあげれば、その対処法は自分で考えると思いますよ。

 今回の回答は、あなたの聞きたいこととは違ったかもしれませんが、神さまの教えに照らし合わせて、いまのあなたが心がけるといいことをお伝えしました。頑張ってくださいね。


《プロフィール》井内由佳(いうち・ゆか)●福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車販売会社の取締役を務めるのかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男二女の母として、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】