■パスタを巻くときに使うのはフォークのみ? フォーク&スプーン?
イタリアでは、スプーンはフォークが上手に使えない子どもが使うもの。大人が使うとびっくりされます。もちろん、スプーンとフォークの両方を出されたら“そのお店では使っていい”ということになります。
■イタリア料理で食後に頼むのは、コーヒー? カプチーノ?(★)
イタリアではカプチーノは朝食のときに飲むもの。夕食後にカプチーノを飲む習慣はありません。イタリアで、食後にカプチーノを頼むと驚かれてしまいます。そして、オーダーするのはコーヒーやエスプレッソが主流のようです。
■中華は取り皿を持ち上げて食べていい?(★)
これは、ダメ。和食と違い、食べるときも、料理を取るときも、取り皿は持たないのが中華料理のマナーです。取り皿を料理の味が混ざらないよう、料理ごとに取り替えます。たくさん使ってかまいません。
■中華の回転テーブルは時計回り? 反時計回り?(★)
時計回り、が正解。出された大皿は主賓から順に取るのが基本。全員に行き渡るように、やや少なめに取るのがマナーです。1周回って、余った分のおかわりは自由。誰かが取り分けている最中に回さないように気をつけましょう。立ち上がって料理を取るのはNGです。
■食べ終わったお椀。フタは上向きにする? 裏返して?
ひっくり返したり、わざとズラしたり……。そんなサインは不要です。お店の方はプロフェッショナルなので、食べ終わっているかはわかりますし、「下げてもよろしいですか?」というひと言が必ずあります。食べ始めるときに取ったフタをどう置くか、悩む方もいるかもしれませんが、あお向けに。伏せて置くと、水滴がテーブルに落ちてしまいます。
また、“お店の人が下げやすいように”と重ねる方もいますが、NGです。お皿の底にソースや油がつきますし、和食店であれば高価なお椀などの塗りがはげるおそれもあります。お店ごとに片づけ方が違うので下手に触らず、邪魔だったら隅のほうに置いておくのが親切です。洋食の場合も、お皿には“触らない”“動かさない”のが鉄則です。
■食事後、ナプキンはきれいにたたむのが正解?(★)
食事が終わったら、ナプキンはクシャッとさせてテーブルの上に置きます。きれいにたたむと“おいしくなかった”というサインになってしまうので気をつけましょう。