それにゆっくり話す人を「大物ぶっている」とか、「偉そう」などと、悪い印象を抱く人もいます。
早口でまくし立てるのと同様、交渉や営業では効果があるかもしれませんが、社内のコミュニケーションやプライベートの人間関係では、効き目はありません。
人との出会いや交流は、金運を鍛える「倹約生活」をしていくうえで、大切な要素です。一見、話し方と「金運」とは無関係なようですが、人間関係がうまくいかずストレスを抱えた状況では、心地良い「倹約生活」など、不可能でしょう。
私たちは、話す内容よりも話し方や雰囲気を重視しているものです。厳しい内容を話すにしても、優しく丁寧に伝えれば、相手は不快に思わないことさえあります。
基本は「ゆっくり」話しながらも、会話のスピードを操ることで、運を引き寄せ、お金に好かれる。「倹約生活」も、ゆったりと心豊かなものに変わっていきます。
著者プロフィール:臼井由妃(うすい・ゆき)●1958年東京生まれ。健康プラザコーワ、ドクターユキオフィス代表取締役。行政書士試験に合格し行政書士資格を有する。宅地建物取引士・栄養士。33歳で結婚後、病身の夫の後を継ぎ会社経営に携わる。次々にヒット商品を開発し、独自のビジネス手法により通販業界で成功をおさめる。日本テレビ「マネーの虎」に出演。経営者・講演者・経営コンサルタントとして活動する傍ら、難関資格を取得した勉強法も注目される。ビジネス作家としても活躍。著作は50冊を超える。