ソ・ガンジュン 撮影/森田晃博

 ユ・スンホ、パク・ボゴム、イ・ヒョヌとともに“奇跡の'93年組”と呼ばれる4人の俳優の中で、唯一、子役経験なく奮闘しているのがソ・ガンジュン(SEO KANG-JUN・23歳)。

 演技はもちろん、歌やダンスもこなす5人組俳優グループ“5urprise”(サプライズ)のメンバーとしてデビューし、4年目の活動に突入。『ずる賢いバツイチの恋』や『華政(ファジョン)』などの大ヒット&話題作に続けて出演してきた中で「ようやく、演じることの楽しさがわかった」という作品が、ドラマ『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』だ。

 すべてが完璧だけど謎めいている先輩ジョン(パク・ヘジン)と、ジョンと因縁がある、ソ・ガンジュン演じるやんちゃなイノが、不器用なヒロインをめぐってバトルを繰り広げるミステリアス・ラブコメディー。イノと自身の共通点を聞くと、

似ているところがあるとしたら、自分のものにしたいという欲があまりないところ。イノも僕も、いつも自分が愛している周囲の人の幸せを願って、それ以上のことは望みません。違う点は、それ以外全部!(笑) イノは、ある意味、ワイルドで誰とでもすぐに仲よくなる。僕は、以前よりはよくなりましたが、人見知りです

 ドラマでイノは、自由奔放な姉のイナにとにかく振り回されるが……、

「僕にも姉がいますが、イナとは正反対で草花のようにおとなしい人です。俳優になった僕をいつも気にかけてくれていて、SNSなどでマイナスなことを書かれると心配して連絡をくれます。僕は、あまり気にしないんですけど(笑)」

 劇中で繰り広げられる恋愛の駆け引き。自身については「いつ恋愛したっけ?」と語る。

駆け引き自体が悪いことだとは思いません。恋愛関係にあるとき、ある程度の緊張感が必要なこともあると思うので。ただ、自分が誰かと付き合うことになったら、後悔しないように、素直な態度をとるんじゃないかと思います

 最近の駆け引き相手は、もっぱら飼っている2匹のネコちゃんだそう。

すごく可愛くて、おいでって抱っこしようとすると、プイって逃げちゃうんです。だから、僕も“もう、いい”って知らんぷりして移動すると、後ろをついてくる。気配を感じて振り向くと、またプイって(笑)。そんな態度をとるけど、2匹が僕を信じて慕ってくれているのはわかっています」

 笑顔で語る彼が“国民の年下の彼氏”と呼ばれることに納得した。

「僕が演じたキャラクターに対しての愛情から、そう呼んでいただけるんだと思います。うまく演じられたという、ご褒美ですよね。(テレながら)愛に、国境も年齢も関係ないと思います! これからも見守ってください」

<作品情報>
『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』
DVD-SET1(1~8話)・2(9~16話) 発売中
各15000円+税
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント