GReeeeNじゃないか疑惑

メイナード「昔、彼らがヒット曲を出したときに、“ブレイズとメイナードが歌っている”という噂が広まったことがあったんです。声が全然違うのに(笑)」

 GReeeeNもMONKEY MAJIKも東北から全国へと羽ばたいたバンド。5年前の東日本大震災以降も4人は拠点を変えず、支援活動に参加しながら音楽活動を続けている。

メイナード「仙台を離れることは? と聞かれることがあるけど、ないと思います。特別に決めているわけではないけど、離れる理由がないから」

タックス「僕は生まれも育ちも仙台。地元で面白い友達と会って、そこを中心に仕事をしている幸せ者です。生活する場所を大切にしながら、そこで感じたことを歌にするほうが僕らには向いているんじゃないかと思う。地元で自分たちのペースで16年やらせていただけている。いまさらそれを崩す必要もないんじゃないかな」

 移り変わりの激しい音楽業界でスタンスを変えずに活動を続けられている。それこそが、彼らの実力を証明している。

メイナード「ドンと行ってないしね(笑)。自分たちでも、よく続けられていると思います。ただ、いっきに、ドンと行ったアーティストを見ていると僕らとは違うと思う。僕らなんて、毎日、危機感でいっぱいですよ。明日があるように頑張ろうって。それは、最初から変わらない」

ディック危機感という言葉を久しぶりに聞いた感じがしないくらい、危機感にひたっていますから(笑)

メイナード「(笑)。ストレートに感謝しています。こんなに長くやってこれたのは、ミラクルだと思っている。」

タックス「ドーンと行ったら、落ちるときも大変だから。鳥人間コンテストみたいに、低空飛行で長くね。上に向かっちゃだめなんです(笑)。いい風をつかんで、スーッと飛んでいく」