“着信から3分で到着、5分で現場確認、10分で検挙”。警察の緊急通報センターを舞台に、連続殺人事件の真犯人を追う刑事とボイスプロファイラーの活躍を描く韓国ドラマ『ボイス(原題)』。緊迫のサスペンス作品の中で、視聴者を笑顔にする存在・ヒョノを演じ本国で話題になったのが、アジアを代表するマルチエンターテイメントグループSUPER JUNIORのリードボーカル、イェソン(32)。
「ヒョノは事件を追っている間は真剣だけど、素顔はちゃめっ気のある人物です。実際の僕とは全然違う性格で、コミカルで天然ボケ。最初は配属を嫌がっていたくせにセンターにいる女性に一目惚れして、あっさり快諾するんですよ。かわいいやつでしょ?(笑)」
最年少スタッフながらも、類いまれなハッキング能力で通報センターから現場をサポートする有能さを持ち合わせている。
「専門用語を使いながら指令や報告を早口で言い切るんです。日本で主演した映画(『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』)での日本語のセリフより大変で。自宅のトイレの鏡を見ながら、ひとりでひたすら練習しました」
緻密なストーリーと俳優たちの熱演でドラマは本国で高視聴率をマーク。新人俳優として注目を浴びたイェソンのことを同じグループのメンバーはどう思っているか聞くと、
「僕の登場シーンが少ない回では“出番を減らされた?”とからかってきます(笑)。でも、みんな仕事先で“誰が犯人?”と、ドラマのことをよく聞かれるようなんです。そう話してくれるくらい、メンバーたちもすごく喜んでくれていますね。日本のみなさんにも気に入っていただける作品だと思います。スリルと楽しさを満喫してください!」
撮影の合間はアイスコーヒーを飲んだり、鼻歌を歌っていたイェソン。
「今アルバムを準備しているところです。もうすぐ会いに行きますので! また日本語の勉強をしなくちゃ……、100本くらい映画とかを見て頑張ります」
取材・文/中川薫
<作品情報>
韓国ドラマ『ボイス(原題)』
CS・KNTVにて4月3日、日本初放送スタート。
毎週月・火曜 22時5分~/再放送 毎週水・木曜 16時55分~
主演:チャン・ヒョク、イ・ハナ