今年で創刊60周年を迎えた『週刊女性』本誌。熱愛、離婚、不倫のスクープを振り返ってみると、突然の直撃取材にも関わらず“神対応”で応じるタレントたち。記者とカメラマンが選んだとっておきの直撃取材秘話ご紹介。
「最近になって仲間内の何人かには“そのうち(結婚)します”って言ったんだけど、それにしても、君は取材に来るのが早いね(笑)」
今から4年前の春、65歳(当時)の布施明は『週刊女性』の直撃に、再婚するという話をあっさりと認めた。相手は15歳下の森川由加里。ふたりで個人事務所も立ち上げるという。
「布施は若いころからプレーボーイで、'80年にはハリウッド女優のオリビア・ハッセーと結婚。長男をもうけたものの、9年後に離婚しました」(芸能レポーター)
そんな布施だが、その後は20年以上も独身生活。熱愛報道に『週刊女性』は半信半疑で、横浜市内の自宅へ取材に出向いた。すると「まだ、細かいことは本当に決まってない」としながらも「でも、ちゃんと(彼女の両親にも)挨拶しないといけないよね」と、本気であることをうかがわせた。
しかも、その決断の裏には大きなドラマが存在していたことも告白。
「実は、昨年の夏に母が亡くなったんです。自宅で治療していて、頑張って看病したんだけどね……」
その疲れが出たのか、10月には自身も体調を崩し肺炎を発症。そのうえ、
「昔、父親が大腸がんで亡くなっているので、肺炎の治療中についでに検査をしてもらいました。そうしたら、初期の大腸がんだとわかったんです。つい先月に手術しました」
そんななか、森川につきっきりで看病してもらったことで「すべてにおいて彼女が必要」だと感じたという。そして「あんまり大きな話にしないでよ(笑)」とテレながらも、
「近々、きちんと(結婚を)報告しますよ」
と宣言。そのとおり、数日後に、森川との結婚が発表されたのだった。
担当記者は、こう振り返る。
「とても紳士的に話してくれました。こちらは結婚するということしか知らなかったので、お母さまが亡くなってしまったことなども話してくれるということは、きちんと取材に向き合っていただけたという証拠だと思います。週刊女性の報道の直後に結婚されたということは、背中を押してあげられたのかなと(笑)」
『週刊女性』をキューピッドの気分にしてくれた、素敵な対応に感謝!