もともとは自身もシャイだったと福士。そんな彼を変えたのはドラマ『恋仲』、映画『ストロボ・エッジ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などの“主役作品”がきっかけだったそう。
福士「人に興味があるんです。でも、なかなか自分から話しかけることができなかった。それでも主演をやらせていただくようになって意識が変わりました。自分から話しかけに行くことで周りの空気も変わるんです。相手に合わせて話しかけるネタを探してそこをつつきます」
ちなみに、杉咲ならどこを“つつく”か聞いてみると……。
福士「杉咲さんはきっとどこをつついても大丈夫です(笑)」
杉咲花が10代でしておきたいこと
二人は事務所が同じ。接点は?
福士「事務所も同じだし、昔はレッスンを一緒に受けたりもしました」
杉咲「5~6人で演技の指導を受けたりしたんです。私は2011年に今の事務所に入ったんですが、そのとき『仮面ライダーフォーゼ』の主演に福士くんが決まってレッスンに参加できなくなってしまったので、入れ違いみたいな感じでした」
福士「そういえば、今回の現場で勉強してたよね」
杉咲「そうなんです。撮影していたときはまだ高校生だったので……」
福士「高校生!?」
杉咲「定期テストの勉強をしていたんです」
福士「(自分が演じた)天津が勉強を教えてる、みたいな写真を撮ったりしたよね」
――実際に勉強を教えてもらったりは?
杉咲「それは……なかったですね(笑)」
多くの先輩たちの姿を見て、まだまだ成長中という杉咲。現在19歳で10代もラストスパート! 今、しておきたいことは?
杉咲「私は10代特有のキラキラしたものをすごく感じていて。どこか青いというか。それはきっと今しかできないし、今の自分にしか出せないと思うんです。10代のうちに、そういったものをできるだけたくさん残したいなと思ってます」
福士「そうなんだ。自分は10代のときはできないことばかりだったなって。責任もまだ自分で負えないし。今、何するべきというよりも、20歳になったら何しようって考えるのもいいと思います。20歳になったらやりたいことはないの?」
杉咲「やりたいことというか、お酒が飲めるようになって、二次会にも参加できるようになるのがすごく楽しみ。“今”みたいに、これまでできなかった話もたくさんできると思うので。今から待ち遠しいです」
<映画情報>
『無限の住人』4月29日(土)GW全国ロードショー
実写化不可能とされていた大人気コミックが原作。主人公は死にたくても死ねない不死身の男・万次(木村拓哉)。両親を殺され、その復讐に生きる少女・浅野凜(杉咲花)に出会ったことで、彼女の仇討ちを手伝うことになる。だが、2人の前に天津影久(福士蒼汰)率いる最強の剣客集団が立ちはだかり……。