「明るくて人なつっこい性格でした。インターナショナルスクール出身ということもあり、フランクで親しみやすかったです。
でも仕事のときは、とても熱心でしたね。2日連続で立ち続けてパンフレットを配布したときも笑顔を絶やさず、周囲に気を配っていました」
任期である1年間、藤沢市内や県外で行われた市のPRイベントに精力的に取り組んでいたという。
「海の王子に就任して間もないころ、『NHKのど自慢』に私が出場したのですが、前日の夜に小室さんに伝えたら“そんなことめったにないから応援に行くよ!”と、すぐ翌日に藤沢市内の会場まで駆けつけてくれて感動しました」(柏木さん)
“王子”の仕事以外にも、学生時代はアルバイトに奔走。地元のフランス料理店や学習塾の講師、江の島の中華料理店を掛け持ちしていた。
「店内に流れる音楽の歌詞が英語のときは“日本語だとこうだよ”と和訳してくれたり、勉強を教えてくれる優しい先輩でした。
お父さんが亡くなっていて、“自分がお母さんを守る”と話していたのを覚えています」(フランス料理店で同僚だった荒川優子さん)
小室さんが小学生のころに父・敏勝さんが亡くなっていることもあり、母親への思いは人一倍、強いのだろう。
「毎朝のように、お母さんと一緒に電車で通勤しているところを見かけます。母子関係は良好ですよ」(近所の住民)
前出の柏木さんは、小室さんの母・佳代さんがイベントによく応援に来ていたことを明かす。
「藤沢市内でイベントがあるときは、お母さんがよく送り迎えに来ていましたね。“お母さんが迎えに来てるから先に帰るね”と、さらっと言っていて、男の子にしては珍しいと感じました」
母親と仲がいい一方で、父方の実家がある藤沢市に住む親戚を何軒か訪ねてみると、
「婚約の報告は受けていないですね」「わかりません」
との声もあり、圭さんたちと父方の親戚とはあまり交流がないようだ。
皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、
「父方のご親戚が小室さんの婚約を知らなかったのは、普通だと思います。むしろ、おふたりが内密に交際されていたことの証だと思いますよ。
小室さんも黒田清子さんの夫・黒田慶樹さんと一緒で、お父さまを亡くされています。しかし、今どきは珍しくありませんし、問題ないと思います。逆に、お父さまがいらっしゃらないことで、しっかりとされた方なのだと思いますよ」