■パターン1) 「携帯QRコード付きデジチケ+顔認証」方式
申込みの段階で顔写真を提出。その後、QRコードが携帯に送られてきて入場。また、入場時には顔認証なども行われるという徹底ぶり。
これはコンサート入場の最高の身分確認と言える。
しかし、そんなことにもめげないジャニヲタは果敢に転売を試みる。転売サイト『チケットキャンプ(通称:チケキャン)』には、
のような、顔認証に対応できるような出品が乱立した(ほぼすべての出品者が年齢より若く見えることをアピールしていたのが面白かった)。
ところが、ほどなくして『チケキャン』から「嵐」の出品が突如としてすべて消された。
「やばい、今回マジなやつだ……」とジャニヲタ界隈のSNSがザワついたことは記憶に新しいところである。
ジャニーズ以外では『ももいろクローバーZ』や『B’z』などが同様のパターンを取り入れており、顔認証も機械で行う。ところが、ジャニーズは完全デジタルには対応できず、目視で確認という安定のアナログさを発揮した。
■パターン2) 携帯QRコードデジチケ
最高峰である顔確認……目視での顔確認で満足のいく成果が得られなかったのか、顔認証はシレっとなくなっていた。
パターン2は入場時に携帯QRコードをかざして座席が分かるというものだ。
ところが、'17年4月に行われたジャニーズJr.祭りで事故が起きてしまった。これに加えて、液晶が暗いとスムーズに入場できなかったりと問題点は多かったように思う。
■パターン3) 紙チケットQRコード制度
紙チケットQRコード(通称:紙デジ)。紙チケットが郵送され、そこに書かれたQRコードをかざして入場。もはやデジタルチケットではなくなってしまっているが、ここまでして転売を防がなければいけないという事務所の本気度が見受けられる。
今のところ、これといった機械トラブルもなく(そりゃそうだ……)おそらくこの形態で今後は落ち着くことになるのだろう。