「かつては出演ドラマをすべて25%以上の視聴率に導き、好感度ランキングでも上位常連だった木村さんですが、それはSMAPというアイドルグループの中にいた時代だけ。決して役者としての評価は低くありませんが、この先、役者1本で戦うのは厳しいでしょう」(芸能プロ関係者)
木村とは対照的に、バラエティー番組のレギュラー司会者としてだけではなく、五輪キャスターや野球のサポーター、役者としても映画で主演を張ることができるのが中居。事務所にとって、マルチに活躍する中居こそが“ドル箱”。
「事務所としても彼に残ってほしい気持ちは大きかったようで、中居さんだけはほかの3人と異なり、契約更新の有無を伝える期限を延ばしてもらっていたようです」(前出・芸能レポーター)
この差はどこで生じたのか。それは同じ冠・『SMAP』をかぶっていた時代からのキャラクター設定にあった。
「中居さんはアイドル時代からバラエティー番組で培った引き出しがあります。しかし、木村さんは当時からバラエティーに出ることは少なかった。解散後にドラマの番宣で出演していた際も“俺様”キャラが抜けきれず反感を買うこともあったようです」(前出・番組制作スタッフ)
かつてSMAPの“ツートップ”と呼ばれた木村と中居だが当時の経験の差がここへ来て明確に出てきてしまった。
「安定を望んでまっさきに残留を唱えた木村さんでしたが、中居さんの影に、世間だけでなく事務所でも肩身が狭くなりつつあります。この先の路線にも悩んでいると思いますが、役者以外できない木村さんは結果を出すしかないと焦っていると思いますよ」(前出・芸能レポーター)
キムタクの苦悩は、いつか晴れるのか─。