「清子さんは結婚後、専業主婦に徹していますが、皇居にはよく里帰りして、両陛下との時間も大切にしています。
'09年に、天皇ご一家が横浜の『こどもの国』にお集まりになったときにも合流。'16年にはベルギー国王夫妻の宮中晩餐に参列するなど、両陛下を陰ながら支えています。
天皇の皇女として当然の思いで、今回の祭主就任も引き受けたのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
元内親王としてそんな活動をしている清子さんを、眞子さまは幼いころから、“ねぇね”と慕われてきた。
「今回、清子さんが伊勢神宮祭主に就任したことで、眞子さまは“いずれは私が……”という心境になっておられると思いますよ」
と話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。
「30年くらい後に清子さんが高齢になられたときは、両陛下の初孫である眞子さまが、その務めを引き継がれることは当然考えられると思います。
眞子さまは清子さんを“お手本”としてきたので、伊勢神宮の祭主を務める覚悟はお持ちだと思います。
ご婚約の正式発表も近づき、高揚した気持ちもある一方で、“内親王としての重み”もひしひしとお感じになっているはずです」(渡邉さん)
重要なお務めを、ご自身の長女が継承する可能性を見越してか、秋篠宮さま(51)は眞子さまを伊勢神宮にお連れしてきた。
「'06年に『お木曳』という伊勢神宮の式年遷宮の際に行われ、祭主も参加する行事に、秋篠宮さまは眞子さまと参加されています。ほかにも折に触れて、眞子さまは伊勢神宮を参拝されているので、“将来の祭主”としてのご自覚は深まっていると思います」(同・宮内庁関係者)
眞子さまは小室圭さんとの結婚について、清子さんに相談していたそうなので、いつかは叔母の務めを引き継ぎ、年に50日間は伊勢へお出かけになることに……。
「結婚して皇室を離れたとしても、皇室と国民のために尽くす気持ちが眞子さまにはあるようなので、両陛下も秋篠宮ご夫妻も安心ですね」(前出・渡邉さん)
眞子さまご誕生直後の'92年の記者会見で、姪っ子について「本当に可愛らしいなと思う気持ちでおります。(略)これからもずっと成長していくお姿が見られて、どのような方になられるのかと、とても楽しみでございます」と述べた清子さん。
それから25年がたった現在、美しく成長して、いずれは自分の跡を継ぐ眞子さまを頼もしく思っていることだろう。