5月15日発売の郷ひろみの新曲『JAN JAN JAPANESE』が、独特のワードセンス満載の仕上がりとなっている。
<縄文 家紋>
<忍法 説法 拳法 泳法 匠のテクニック>
といった、韻を踏んでいるものの脈絡があるんだかないんだかといった単語の連打。
さらに、
<ウォークマン 人工心臓 止められないハイテック>
という、なぜその2つを並べたか、わからないパートがあったり。そして、曲タイトルを盛り込んだ箇所では、
<JAN JAN JAPANESE 侘び寂び ワサビ>
「侘び寂び」と「ワサビ」、語感は確かに似てるけれども! って言いたくなる部分まで。しかも、このパートでは、日本の伝統的な歌曲『さくらさくら』を思わせる音階とリズムになるという不思議&カオス。
聞き覚えのあるトンチキな言葉遊び
「ダンサブルでありながら、ヒップホップなどともちょっと違う言葉遊び的な歌詞ですよね。タイトルからしてまさにそうですが、日本、和モノのテイストを全編にわたって盛り込んでいるところが印象的です」
と、ある音楽ライターは言う。
この独特なセンス、どこかなじみがあるような気がする……。
「“トンチキ”な言葉遊びと和テイスト、それはまさに、ジャニーズの香り、ですよ。『出逢いは億千万』とか『1、2、3バ』とか『A CHI CHI A CHI』などなど、郷ひろみさんの数々のヒット曲には、そういった謎の歌詞が多いことは確か。今回、特に『ジャニーズぽい』と感じるのは、日本的な要素が強調されているからかもしれませんね」(前出・音楽ライター)
ジャニーズには、独特の世界観を打ち出した名(迷?)曲が、長い歴史の中にたくさん登場している。