『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦』など、独創的な番組を数多く送り出してきたテレビ東京。水を“抜く”の次に行う新たなプロジェクトが『六本木に井戸を掘る』。そこでMCを務めるサンドウィッチマンに話を聞いた。
好感度はもういいかな(笑)
伊達「テレビ東京さんは思っていても番組にしないようなやつを実現するのがすごいですよね。東北とかならまだしも、地下鉄だらけの六本木に掘っちゃうんですから」
富澤「スケジュールに“六本木に井戸を掘る”と書いてあって、ちょっと何言っているかわかんないなと(笑)」
伊達「何も聞かされてなかったから、自分たちが掘るのかと思いましたもん。しかし都内には3400本もの井戸があることに驚きました」
富澤「最近は災害も多いので、これからの時代は井戸の需要も増えていくんじゃないかなと思いました」
’11年3月11日に発生した東日本大震災では、ロケ中に被災した2人。それだけにライフラインの大切さは身にしみて感じているようだ。
伊達「東日本大震災で、実家のライフラインが復旧するまで2か月かかりましたから。その時期は近所の公園に来る給水車に親父が並んでいましたし。僕らにとって井戸は身近な存在ではなかったので、近くにあればもっと楽だったのかなとは思います。次回あれば、実際に掘ってみたいですね」
富澤「俺は他番組のロケだけで十分だから、この番組ではVTRを見ているだけでいいや(笑)。でも、もし次があるなら責任を取ってテレビ東京に掘らないと。あと井戸自体をピンクに塗装とかすれば、“インスタ映え”で話題になって、若い人も興味を持ってくれるんじゃない?」
伊達「飲める水質にすれば、タピオカドリンク並みに行列できたりして(笑)」
『日経エンタテインメント!』が行う『好きな芸人ランキング』ではV2に輝くなど、人気も高い2人。世の中の役に立つ今回のような番組をやったら、さらに好感度が上がるのでは? と聞くと、意外な反応が。
伊達「好感度はもういいかな(笑)。僕らもこういう風貌ですし、もともとそういうのとはかけ離れた芸風だったので、今の状況は好感度のイメージがひとり歩きしちゃっている感じがして……」
富澤「“いい人”イメージがつきまとうのは、ちょっとめんどくさいです」
伊達「撮影中などでどう考えても写真を撮れる状況じゃないときでも断ると、“思っていたのと違う”と感じられる方もいらっしゃいますから。芸人には好感度はあまりいらないと思っています」
そんな2人が今後、挑戦したい企画とは?
伊達「相方のひざに水がたまっているので、“富澤のひざの水ぜんぶ抜く”は、いつかやってみたいですね」
富澤「2回で終わるわっ!!」
伊達「今回も“六本木に井戸を掘る”と面白ワードのようなタイトルですが、井戸の大切さが知れるので、ぜひ見てほしいですね」
富澤「井戸掘りロケに挑戦した『ワタリ119』は、井戸関係の仕事でブレイクすると思うので注目です!」
伊達「そんなに井戸の仕事ねーわっ!!」