「私も今年で86歳。裕さんも上から“お前も老けたな”なんて、言っているかもしれませんね」
昭和が生んだ大スター・石原裕次郎さん(享年52)の三十三回忌が7月17日、横浜・総持寺で行われ、裕次郎さんの妻であるまき子夫人が夫へ思いを馳せた。
法要にはまき子夫人をはじめ、舘ひろしや神田正輝など“石原軍団”のほか、ファン約500人が参列。三十三回忌をもって、命日に行われてきた公の場での法要は、今年で最後となることが夫人から発表された。
「映画が作れないのはさみしい」
今年で69歳になった舘は、
「先代をはるかに超える年齢になりましたが、いまだに52歳の裕次郎さんを超えられていない……」
と、裕次郎さんの遠すぎる、そして大きすぎる背中を懐かしむように思いを吐露。
最近では“石原軍団”の解散も噂されていたが、まき子夫人は、
「小規模な石原プロになり、映画製作の会社でありながら、映画が作れないのはさみしい。でも、いい機会、いい出会いがあれば、みんなとこれからも頑張ります」
誰もがチケットを握りしめ、楽しみで待ちきれないような映画を、また彼らに作ってもらいたい―。