「この度は、お仕事の関係者のみなさまに多大なるご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした」
3月17日、都内で行われた映画『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』の公開直前イベント終了後に、囲み取材に応じた東出昌大。ときおり宙を仰ぎ、唇を噛み、言葉をつまらせながら心境を語った。
マスコミの前に出てきたのは、1月14日のテレビ朝日系ドラマ『ケイジとケンジ』完成披露試写会以来63日ぶり。会見がこの日になったことを「遅くなりました」と陳謝つつ、マイクを突き付ける多くの女性リポーターたちを前に「最も謝罪しなければならないのは、妻に対してだと思います。これ以上、妻を傷つけたくありません。お答えできることに限りがあると思います」と、深々と頭を下げた。
'18年公開の映画共演がキッカケで、若手女優・唐田えりかと不倫交際に発展。それを子育て中の妻・杏に見つかり、別居中であることが報じられていた。
「東出さんと桐谷健太さんのW主演ドラマがスタートしたばかりでした。当初、テレビ朝日はこのドラマをシリーズ化するためにそうとうな力を入れていました。番宣の時間を長くしたり、成功例である『相棒』に通ずる要素もたくさん取り入れて、人気ドラマに成長させるための準備は万全だったんです。
ただ、このスキャンダルで結果、話題になったのは撮影現場で東出さんが腫れ物扱いされている、ということぐらい。続編なんて誰も言い出せないまま、収録も放送も終了しました」(テレビ局関係者)
ドラマ撮影&放送中も、東出の不倫騒動の詳細&杏との離婚秒読み報道は過熱。スクープした『週刊文春』に「直撃されたテイ」で東出自身がインタビューに応じ、杏と子どもたちの元に帰れていないことも明かしていた。
「杏さんと子どもたちが住む都内の自宅に、弱り切った東出さんが近くまで見に来たのに、家には入れずに肩を落としてトボトボ立ち去った、なんてという報道までありました」(ワイドショースタッフ)
そんな東出だったが、主演ドラマはなんとか最終回を迎え、新型コロナウイルスの影響で各イベントの中止が相次ぐ中、予定どおりマスコミの前に姿を見せた。
杏に対しては「裏切りから一生消えない傷を付けてしまった」と懺悔し、やはり子どもとは会えていないものの、杏のはからいで「毎晩のようにビデオ通話」で様子を確認しているという。
「禊(みそぎ)の意味も大きかったようです。ドラマ放送中は、テレビ局や共演者に影響があります。杏さんはこれまで主婦イメージのCMにも出ていましたが、そうしたキャスティングも避けられるようになっているそうです。そこで会見で公に謝罪して、しばらくは活動自粛するようです。離婚するか、しないかは、まだ決まっていないそうです」(芸能プロ幹部)
そんなイベントが終わった後の午後3時すぎ、東出の姿は埼玉県内の実家にあった。所属事務所らしき車で実家に直帰してきた東出。運転席から女性スタッフが先に降りて、東出は後部座席から出てきた。そのかたわらには東出の母親が付き添う。
母親は女性スタッフにしきりに頭を下げるが、ニット帽を被りマスクをした東出は下を向いて、うつむいたまま。表情は見えない。記者は声をかけたが、東出は足早に玄関に入り、母親もそれに続く。その場にいた女性スタッフに話を聞こうとするも「プライベートなので、申し訳ありません」とだけ答えて、車に乗り込み去って行った。
「東出さんのお母さんも不倫報道後、しばらく自宅から離れていたようです。郵便物の整理や庭の植木への水やりは、近所の主婦友達に頼んでいました。ただ、数日前から自宅に戻っていたようですが、朝はそうとう早くから出かけていました。おそらく、東出さんが避難している仮住まいに毎日通っていたのでしょう」(近所の住民)
若い女優と不倫関係に堕ち、それが妻の逆鱗に触れ、女性リポーターたちからの集中砲火を浴びてボロボロになった後に、事務所の女性スタッフに送り届けられた先は、母親の元だった。とにかく女性に囲まれ続ける東出。世間の女性たちは、彼を今後どんな目で見ることになるのかーー。