3月下旬の午後6時ごろ、都内の中華料理店『K』に現れたのは笑福亭鶴瓶(68)。
「TBS系のトーク番組『A-Studio』のスタッフを連れて、ごちそうしていました。みんな大喜びでたくさん食べていましたよ」(居合わせた客)
鶴瓶の粋な“はからい”とは
正確には『A STUDIO+』。11年続くこの番組は、4月にリニューアルされて番組名が変わったばかり。
「MCの鶴瓶さんが自ら事前に極秘取材をして、ゲストの素顔に迫ります。これまでは人気若手女優がサブMCを務めていましたが、リニューアルで女性の代わりに『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔さんが加わりました。ダブルMCというスタイルになって、2人がそれぞれに取材を行うことになりました」(テレビ誌ライター)
番組が生まれ変わるので、激励の思いでスタッフとの食事会をしたのだろう。
「鶴瓶さんはかかりつけの整体師の紹介で、5年ほど前からこの店に来るようになったそうです。大ベテランの映画監督である若松節朗さんと一緒に来ることが多く、遠藤憲一さんもそのつながりで常連に。
鶴瓶さんはこれまで『A-Studio』に毎月2回ほど、このお店の1個450円のちまきを60個差し入れしているそう。『紅白歌合戦』に大手芸能プロが2年連続でこのちまきを2000個も差し入れしたのも、鶴瓶さんによる仲介みたいですよ」(テレビ番組制作会社関係者)
この日の鶴瓶は機嫌がよかったようで、ほかのテーブルの客にも“神対応”を見せた。
「たまたまお店に居合わせただけなのに、私たちにも紹興酒を注いで回る大盤振る舞いでした。たくさん注文が入って、店員さんも喜んでいましたよ」(前出・客)
鶴瓶が見知らぬ人にフレンドリーなのは、いつものことであるらしい。
「彼の気さくな性格をうまく使っているのがNHKの『鶴瓶の家族に乾杯』ですね。鶴瓶さんが日本の各地に出向き、そこで出会った人々と触れ合います。家族の中にずんずん入って、その地元の魅力を引き出すのがうまいんですよ。出会った人とはその後もプライベートで連絡をとることもあるというから驚きます」(前出・テレビ誌ライター)
根っからの人好きなのだ。この日の食事会も盛り上がったが、なぜか鶴瓶は店員に謝っていたという。
「鶴瓶さんは入ってくるなり“客が入らなくて困っているやろ。若いのを8人連れてきたで。TBSがコロナの影響で10人以上での飲食は禁止なんや。だからこれが限界や。カンベンな”と言っていました」(前出・客)
TBSは新型コロナの感染拡大を受け、ドラマやバラエティー番組のロケやスタジオ収録を4月19日まで見合わせると発表ずみ。鶴瓶がいくら人好きでも、しばらくは人との触れ合いを“自粛”せざるをえないようだ。