俳優・三浦春馬さんの死から数日たっても世の中を包み込む大きな悲しみのムードは消えない。すでに報じられているように、三浦さんは自宅マンションのクローゼットのなかで首吊りを図り、自死したものとみられている。誰も予想のできなかった死亡の原因について、「多忙すぎたため」「SNSで誹謗中傷を受けたのではないか」など憶測を交えたさまざまな報道や意見が飛び交った。

 多くの謎を残したまま、この世を去った三浦さん。何が彼を死に駆り立てたのか、少しでも糸口をみつけようと、三浦さんが住んでいたマンション前にも多くの記者が集まった。

マンションはオフィス街の近くに位置し、芸能人が住む“いかにもなエリア”ではないな、といった印象を受けました。

 記者ができることは同マンションの住人たちへの聞き込みなどです。これまで報じられたなかには“クローゼットの天井の高さ“を話す男性のコメントであったり、“見かけるときはいつもひとりで外出もあまりなかった”という話も。現在は新型コロナが蔓延していているご時世なので、外出がないのは当然なんですけどね……。それくらい些細な情報集めにも必死だということですよ」(スポーツ紙記者)

「あまり気味のいいものでない」

 もちろん取材は紙媒体だけにとどまらず、テレビの報道番組なども。あるニュース番組は聞き込みの様子を報じる際、マンションの外観をモザイク処理なしで放送したことから、ネットでは三浦さんの自宅住所の特定が始まったという。そのせいで、マスコミだけでなくファンもやってくるように。

マンションの出入り口付近で献花をしたり、缶ビールをお供えしたりといったかたちで女性ファンらしき人が多く集まるようになりましたね。マンションに向かって手を合わせたりもしていたみたいで、住人からは“正直、これからも住み続ける私たちからすれば、あまり気味のいいものではない”といった正直な意見も聞きました。

 もちろん住人のなかには今回の一件で三浦さんが住んでいたことを初めて知った人もいたようで、ショックを隠しきれない人も」(同前)