チョコレートプラネット(以下、チョコプラ)、霜降り明星、ハナコの若手実力派の3組によるバラエティー番組『新しいカギ』(フジテレビ系)。放送開始から2か月がたったが、霜降り明星・粗品の存在感が際立っている。
「'18年に史上最年少で『M-1グランプリ』で優勝を飾ると、翌年には『R-1ぐらんぷり』も制覇し、大ブレイク。現在のテレビ・ラジオのレギュラーは14本で、アーティスト活動もするなど、マルチに活躍中です」(テレビ誌編集者)
そんな彼が、5月14日に放送された2時間スペシャルで、ある“事件”を起こしていた。
ミスを許さない粗品にスタッフも戦々恐々
「実家が焼き肉店を営む粗品さんが、ゲストに焼き肉を振る舞う『焼肉屋ソシナ』というトーク企画があったんです。セットや小道具を実家の焼き肉店とほぼ同じにするほどのこだわりようだったのですが……。当日用意されたまな板が粗品さんの納得のいくものではなかったようで、“こんなまな板で肉が切れるかっ!”と、激怒してしまったんです」(フジテレビ関係者)
粗品が納得するまな板を急きょ買いに行く必要が生じたため、収録開始が3時間も遅れてしまったという。
「チョコプラも待たされたイライラから、“大将がこだわりすぎて、ちょっと(収録開始が)押しちゃったんだよ”と番組内で暴露していましたね。この日のゲストは小池栄子さんだったのですが、“芸能界の先輩を何時間も待たせてまで、買いに行かせるのはどうなんだ?”と怒っているスタッフもいました」(同・フジテレビ関係者)
完璧主義がゆえ、身近なマネージャーへの“鬼ダメ出し”は日常茶飯事のようだ。
「粗品さんはムダに待たされることが嫌いで、収録後すぐに帰れるよう終了時間にタクシーが到着するよう手配させてるんです。ある日、マネージャーの連絡ミスで到着が遅れたときは、すごい剣幕でマネージャーを問い詰めて……。最近は優しいタレントさんが多いので、少しのミスも許さない粗品さんに若いスタッフたちは戦々恐々としていますよ」(制作会社関係者)
一方では、プロ意識が高いと絶賛する声も少なくない。
「ものまね番組って構成や演出は基本スタッフが考えるのですが、'19年に日テレ系『ものまねグランプリ』に出場したときは、多忙にもかかわらず、自分たちで構成を考えて臨んだんです。それでMr.シャチホコらプロのものまね芸人たちを抑えて優勝したので、みんな感心していましたね」(日本テレビ関係者)
スタッフへの厳しいダメ出しは、プレッシャーによるものでは、との声も。
「自分たちが“お笑い第7世代”という言葉を作ってしまった責任を感じているようで、つまらないと思われないよう必死みたいですよ。一方で、自分たちを面白くしてくれたスタッフには“最高でしたね!”ときちんと褒めてくれます」(放送作家)
すべてのスタッフに優しくなれれば、完璧かも?