「まさか、メインキャストが第3話で殉職するなんて! といった驚きの声がネットで広がっています」(テレビ誌ライター)
阿部寛が主演のドラマ『DCU~手錠を持ったダイバー~』(TBS系)で、驚きの死を遂げたのは中村アン。海上保安庁に新設された、水中事件や事故捜査を行うスペシャリスト集団『DCU』を描く物語。中村が演じるのは、警察の特殊部隊における“紅一点”の存在だった。
「業界からは“ついにここまで売れたか!”といった声が聞こえてきます。ここ数年でも福山雅治さん主演の『集団左遷!!』や木村拓哉さん主演の『グランメゾン東京』など、TBS『日曜劇場』枠に次々と出演。演じる役どころも、だんだんメインに近いポジションを獲得するように。現在放送中の『DCU』が『日本沈没』に続いての出演だったことも話題になっています。さらに“3話で殉職したのは、次のクールの『日曜劇場』も決まっていて、その準備なんじゃ?”なんて声もネットでは囁かれています」(テレビ誌ライター)
“汚ギャル”もイメージづくり?
民放ドラマの花形ともいえる枠での大抜擢が続く理由について、メディア研究家の衣輪晋一氏はこのように分析。
「中村さんは'14年に『ANNE BALANCE』というスタイルブックを出されていますが、その中で“完璧じゃない、これが普通の私”と話をされています。完璧にしようとかたくなって、うまくいかないことがあったようで、そのころから肩の力を抜くようにしたそうです。『日曜劇場』の出演者には、ベテランの俳優やクセの強い名プレーヤーが多い。そんな中、クセのない自然体の中村アンさんが、必要とされるのはわかる気がします」
中村といえば、過去にバラエティー番組で「洗髪は3日に1回」と公言。“汚ギャル”としての立ち位置を確立したこともあったが、当時に培ったタレント力も現在の大抜擢につながっているよう。
「ドラマに呼ばれるもうひとつの理由として、“番宣で出たバラエティーでしゃべれる”というのも強いでしょう。宣伝効果が見込めますから。最近はSNSフォロワー数を見て、その数が多い人をキャスティングするということもあります。そういった面からも中村さんは呼ばれやすいでしょう」(前出・衣輪氏)
“ぶっちゃけ汚ギャル事件”で名を馳せた彼女も、シャンプーのCMが入るほど“クリーン”な存在に。中村と仕事をしたことがあるというファッション誌編集者は回想する。
「仕事は淡々とこなすほうで、汚ギャル発言も芸能界の“空いた枠”に座るためのイメージづくりだったのでは?」
そんなセルフプロデュース力に長けている“仕事人”を形成したほろ苦い思い出も。
「21歳のとき、初めて付き合った人にフラれて、立ち直れない時期があったんです。そこから“見返すぞ!”と努力を重ねるようになりましたね」(学生時代の知人)
当時のカレも“売れっこ”ぶりを喜んでいるはず!