「個人事務所として会社を立ち上げたばかりなので、私自身でもダイレクトにお仕事のお話を伺ったりもしています。お仕事のお話にしても、できる限りのことを一生懸命やらせていただいています」
昨年5月、芸能生活35周年の節目を機に独立し、個人事務所を設立した歌手の酒井法子さん(51)。「こんなご時世だから1人でも多くの人を笑顔にしたい」と、事務所名に『スマイル』と名付けた。
“病みつき”になっていること
独立後は配信ドラマで8年ぶりの出演を果たし、今年4月からMRO北陸放送『酒井法子のマンモスradio』のパーソナリティーを務め、7月からFM NACK5『森田健作 青春もぎたて朝一番!』でアシスタントとして活躍。この秋は金沢でディナーショーを開催し、約400人の会場を満席にしている。
「どの曲を歌うのか、カラオケにするのか生バンドか、予算はどのくらい必要か、全部自分で決める必要がある。自分ひとりで走り出したときはどうなることかと思ったけれど、みなさんに力を貸していただき、なんとかやってこられました。ディナーショーには昔からのファンや知人もたくさん来てくれて、こんな幸せなことはないですね」
一方、今年1月にYouTube、インスタグラム、公式サイトが停止になり、ファンを心配させてしまった。
「初めてのことが多く、自分の思いがなかなか追いつかず、いったん立ち止まることにしました……」と酒井さん。その後、デビュー時に苦楽を共にした元マネージャーが協力してくれることに。
自分のことは自分で采配することに変わりはないが、酒井さん自身も元マネージャーも同時期にそれぞれの会社を立ち上げていたこともあり、現在は会社間で業務提携を結んで再・再スタートを切っている。
「私は本当に人に恵まれているなと思います。温かく見守ってもらいながら、私なりに真摯に進んでいこうと、また新たな気持ちで始めています。みなさんを驚かせてしまったけれど、七転び八起きで、それも私らしいというか(笑)」
今年8月に改めてインスタグラムを始め、4か月でフォロワー9000人を超えた。
「ネガティブなことはなるべく避けて、私自身が今日はハッピーだなというときに配信しています。コメントには“元気が出る!”という声をいただいていて、やっぱり人って鏡なんだなと感じます。ダイレクトに声が届くのがすごくうれしくて、ちょっと病みつきになっています(笑)」