相変わらずのコロナ禍で過ごした2022年、それでも舞台に映画に展覧会にと、精力的に活動した香取慎吾。たくさんの笑顔と癒しをありがとう。そんな2022年を振り返り、2023年を語ってもらいます♪
2022年は「1度も立ち止まらなかった」
――舞台に映画に配信に、と今年は盛りだくさん!
「ありがたいことに記憶がないくらい忙しくて、1度も立ち止まらなかった! 2020年に続いて2度目の明治座公演では京都劇場まで行けてうれしかったです。コロナ禍で舞台やショーが途中で中止になったりすることが多いなか、なんとか全部やりきれて感謝でした」
――3年ぶり2度目の個展『WHO AM I』(1月22日まで)も開催。
「はい、渋谷ヒカリエさんで。ヒカリエの10周年のロゴを僕が担当したんです。光の三原色とかを意識して作って楽しかった。
個展なのに、設営期間中にはライブみたいに会場で照明さんや特効さんと打ち合わせをしていました。今回も普通に顔を出しますよ~」
くろうさぎ誕生は“怨念”だったかも!?
――来年は卯年。香取さんのシンボル・くろうさぎも大活躍?
「シンボル、分身。そうですね。今回の個展ではくろうさぎがフィーチャーされています。1匹だけじゃなくて“こんなところにくろうさぎが覗いている”とか可愛いですよ」
――くろうさぎはいつごろ生まれたの?
「10数年前かなぁ。普通に家の中にくろうさぎがいたんです、絵のままの姿で。ひょこひょことソファの陰にいたりして。あとあと調べたら、中国の古い言い伝えだと黒い動物って怨念の象徴のような存在らしいので、気持ちが不安定だったのかもしれない(笑)。絵に描くようになってから消えていきました。
その当時のスケッチブックを今回展示していますが、出展するかどうかは最後まで迷いました。でも今回は『WHO AM I』というタイトル。僕のネガティブな部分も見てもらおうと思って」
――来年はどんな年になりそうですか?
「動く年ですね。今回の個展はジャパンツアーと題しているだけあって、沖縄から金沢まで全国津々浦々いろんなところに行きます。ファンミーティングもあるし、みんなにたくさん会えるのがうれしいデース!」
■『WHO AM I』
「芸能界に入ってから“僕は誰なんだろう”って考えるようになりました。小学校、中学校と僕はおとなしくてどちらかといえば暗い子。芸能の仕事で学校は遅刻や早退ばかり。
でも中学のあるとき、職員室に呼ばれて。先生たちに囲まれて“君がいるかいないかわからないから、帰るときは職員室に来てほしい”って真剣に言われました(笑)。それくらいおとなしい子だったんです」
撮影/廣瀬靖士 取材・文/加藤麻江 ヘア&メイク/石崎達也 スタイリスト/黒澤彰乃 衣装協力/HERGO(ROLE株式会社)、 レアセル(株式会社タートル) 撮影協力/塩味ファミリー(ルン&ラン)