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ー ワーキングマザーにかかる期待
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 2月9日に発表された新年度のNHKアナウンサー人事。注目されたのは、育休中だった和久田麻由子アナの復帰だ。

「4月から和久田アナが『ニュース7』の月曜から木曜日を担当します。瀧川剛史アナとタッグを組み、金曜から日曜と祝日は山内泉アナが担当。和久田アナにとっては1年ぶりの報道番組ですね」(スポーツ紙記者)

 紅白歌合戦の司会を2回務めたことのある和久田は、自他ともに認めるNHKのエースアナウンサー。

「入局は2011年で、2014年に東京アナウンス室に異動すると『おはよう日本』のメインキャスターに。私生活では2019年に一般男性と結婚しました。2022年4月に2年間キャスターを務めた『ニュースウォッチ9』を離れたのは、産休に入ったためだと言われています」(前出・スポーツ紙記者)

 産休・育休からわずか1年での復帰ということ。SNSでは《いささか身体に負担が大きいような気がします》《規定通りの産休をした方がいいのでは》などの心配する声も多いが……。

NHKもそれを承知の上で、万全の体制を整えたようですね。『デイリー新潮』は“週4日間という時短勤務にすることで、働かせすぎという批判もかわせると判断した”と報じていました。また、中堅の瀧川アナと組むことで、育児などの事情で休まなければならない場合のサポートも万全です」(前出・スポーツ紙記者)

 そうまでして和久田アナをスピード復帰させたかったのは理由があるという。

「最近の『ニュース7』の世帯視聴率は12~13%程度で、以前に比べると下降気味。統一教会問題での出遅れや政権への過剰忖度などから、メイン視聴者だった高齢層にも見放されてしまっているといいます。看板番組の視聴率が落ちてきたことをNHK幹部が憂慮し、テコ入れが必要だと考えたのでしょう」(NHK関係者)

ワーキングマザーにかかる期待

 さらに、和久田アナが出産したことも追い風になった。

NHKで“ママアナウンサー”として有名なのは、『あさイチ』の鈴木奈穂子アナくらい。局としてはママアナを1人でも増やしたいと考えていました。『ニュース7』は40代以下の若年層の視聴率が取れていないので、若いワーキングマザーをメインキャスターに据えて新たな視聴層を開拓したいという思いもあるようです」(同・NHK関係者)

 鳴り物入りで復帰を果たす和久田アナ。これだけの高待遇も頷けるが、それは今に始まったわけではなさそうで……!?

「産休に入る前に『あさイチ』に出演したときは、周囲を複数のスタッフで囲んでスタジオ入りさせる厳戒態勢を取っていました。NHKの今後を託すわけですから、これからもVIP扱いは続くでしょうね」(同・NHK関係者)

 受信料支払い率アップのためにも、和久田ママアナの活躍に大きな期待がかかっているのだ。