2019年に『Never Get Old』、『トラボルタカスタム』、2021年には『ビッグジャンボジェット』など、精力的にアルバムをリリースしながら、人気YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』への出演や2022年の『キングオブコント』では、芸人たちを紹介するオープニングテーマを手がけるなど、着実にステップアップしてきた梅田サイファーが、2023年3月29日にリリースする『RAPNAVIO』でメジャーに進出する。
今作には『キングオブコント』オープニングテーマをリアレンジした『KING』なども収録され、梅田サイファーの新たな船出に注目が集まっている。
梅田サイファー・peko、KOPERU、KennyDoes特別インタビュー
そこで、『週刊女性』ではメンバーのpeko(ペコ)、KOPERU(コペル)、KennyDoes(ケニーダズ、以下Kenny)の3人に特別インタビューを敢行!
そもそも梅田サイファーとは、あくまで“個”の集合であり、グループやユニットではない。その成り立ちは、大阪・梅田の歩道橋で行われていた、不特定多数が輪になってフリースタイルでラップをする“サイファー”に起因する。そのため、参加した時期もバラバラだ。
KOPERU「僕が初めて行ったのは15、16歳とかですね」
peko「俺が2007年で、たぶんKOPERUも2007年か2008年です」
Kenny「で、僕が2012年」
peko「そんな遅いの?」
Kenny「遅いっす遅いっす。梅田サイファーができて、4年か4年半ぐらいたってからなんで」
それぞれ、インターネットや友人を介して集まったという。
peko「いわゆるクラブとかの“現場”って呼ばれるところの空気になじめない人たちが、インターネットを通じて、“ラップできる場所がないか”みたいな感じで集まったコミュニティーだと僕は認識してます。解釈はそれぞれで違う部分もあったりするんですけど、ネットで知ってっていうのがほとんどじゃないかなと思いますね」
Kenny「僕はKOPERUくんからの紹介で“フリースタイルしたかったらこういう場所あるけど、どう?”って言われて。別のライブで話しかけたときに、その延長線上で誘ってもらいました」
KOPERU「すごく誘いたい時期があったんです。“友達増やそう”みたいな。たくさん人が集まれば、ラップが途切れずにサイファーがずっと続くんじゃないかと思って、いたるところでいろんな人をスカウトしました」
Kenny「テークさん(テークエム)とかも、そうっすよね」
KOPERU「テークくんと、R(R-指定)とか……」
“遊び”として楽しんでいたことがメジャーに進出するわけだが、本人たちはいたって変わらない。