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DVの男性と一緒にいることに心地よさを感じる女の人って、結構いるんですよね」

 DV被害者が聞いたら卒倒してしまいそうなこの発言。日本の最高学府である東京大学の教授による、一般参加可能なオンライン講義でのものというのだから驚きだ。

 発言の主は東京大学の三浦俊彦教授(63)。

「'22年7月23日に行われたzoom自由討論会の場での発言でした。教授は冒頭の発言に続けてDVを受ける女性のことを“つまりマゾヒストですよね”とマゾ呼ばわりし“マゾヒストって女性のほうが多いんですよね、男性より”と止まらず、“変態性欲”とまで言い切ったんです。最終的に“DV被害はSMである”と結論づけていました。こんな考え方の人間が最高学府の教授であることが心底恐ろしいです」

 と、討論会の様子を見た女性が明かす。

「しかもこの討論会の参加者は主に“女性スペースを守る会”の支持者たちです。この教授の発言を咎める人がいなかったことが疑問です」

 女性は続けて、

この討論会の様子がYouTubeにアップされ、それを見た人がツイッターなどで問題箇所を指摘した途端、事態に気づいた三浦教授はその動画を削除申請しました

 と話した。

 現在は《この動画は、三浦俊彦から著作権の申し立てがあったため削除されました》となり、閲覧できない。

 夫からDVを受けて苦しんでいたAさんは教授の発言でPTSDを発症したという。

「痛めつけられて喜ぶ女性はDVの被害者になりえないから、DV女性という呼び方もおかしい。私たちのように男性に暴力を受けた人間は一生消えない傷を持つんです」

 DV被害者にとって二次被害にあたると思われるこの発言。三浦教授に真意を聞くと、

討論会を終了してからカジュアルな雑談会へと移行し、14時間半以上にわたる雑談の中で明け方に違法に撮影されたもの

 と当該動画について説明。その上で、二次被害について、

DV被害者はすべてSMと決めつけたならそのとおりだが、私はそんなことは述べておらず、“DV被害に見えるものの中にはSMの事例がある”と述べている」

 と回答した。どのような状況であれ、発言は消えない。

※週刊女性7月25日号、当該記事において「三浦教授は過去にもトランスジェンダーに関するオンライン記事で "レズビアンたるもの、相手にペニスがあっても女だと思ってやれ" などの発言があった」と、事実に反する内容がございました。訂正してお詫び申し上げます。

※週刊女性の質問にA4用紙3枚にわたり回答を寄せた三浦教授。全文は教授のブログで公開されている。
https://blog.goo.ne.jp/3qaiujrrwc87ph/e/f9a8ebedf9abde1a084b86b771e53f91