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ー 「声とかしゃべり方は今と全然違いました」

 

 auでは“ココロオドル体操”、マクドナルドでは“スマイルあげない”と歌って踊る。最近CMでよく見かけるちょっとヘンなしゃべり方の女の子って?

あのちゃんですよ。“あの”という芸名で、本名も生年月日も非公表。かつてアイドルグループに所属していましたが、2020年からソロに。独特なファッションとマイペースなキャラクターで、最近ではバラエティー番組に引っ張りだこ。テレビ東京系で『あのちゃんの電電電波♪』という冠番組も始まっています」(テレビ誌ライター、以下同)

 昨年リリースした『ちゅ、多様性。』がビルボードジャパンで4週連続1位を記録した人気アーティストなのだが、性格は超ネガティブ。

「8月22日に放送された『ロンドンハーツ』の“生まれ変われるならこの女ランキング”では、自分を10人中7位にして“暗いのが本当に生きづらい”と語っていました。ブレイクしたのは、根暗な不思議ちゃんキャラの一方で、ステージではハジける姿のギャップが面白がられたからかも」

 芸能人も彼女のポテンシャルを高く評価する。

「ファーストサマーウイカさんが対談で“しゃべるのがうまい! 1行でパワーのある言葉を出すセンスがある”と絶賛。田村淳さんも“変わり者って言われるかもしれないけど、自分の軸がシッカリある”と分析していました」

 あのをデビュー当時から知る芸能プロダクション関係者は、最初は苦労が多かったと話す。

「声とかしゃべり方は今と全然違いました」

1人で電車に乗ることもできなくて、ライブに来なかったこともあれば、会場に来てもステージに上がらず、説得して途中から参加するとか。参加しても会場のスピーカーによじ登ったり(笑)。でも、この子は本当に面白い、いい意味でヤバいと思いました。照れ屋ですが、音楽に対しての情熱はすごかった」

 現在のブレイクは想定内だったという。

「飾り気がなく、どこにいても自然体。思うがままに発信するから“私の気持ちを代弁してくれてる”と共感する人も多いと思います」(同・芸能プロ関係者)

 ブレイク前から目立つ存在だったようだが、意外な一面も。彼女の地元である首都圏某市では、こんな話が聞けた。

「昔から背が高くてスタイルもよく、顔もかわいかったから、一部の男子にはモテてましたよ。でも、声とかしゃべり方は今と全然違いましたし、意外とマジメな印象で、社交的な部分もありました。付き合っている男子はいなかったみたいです」(中学時代の同級生)

『ちゅ、多様性。』で“死ぬまで忘れられないチューしよ”と歌うあのちゃん。今は恋にはポジティブになれた?