目次
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ー 両陛下のご意向
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ー 東日本大震災発生時にもたゆまぬ支援
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ー 美智子さまへ敬愛の念

 

 '24年元日、新たな年の到来に喜ぶ声もつかの間、予想だにしない大災害が発生した。

両陛下のご意向

「午後4時ごろ、石川県能登地方を震源とする地震が発生し、一部地域では最大震度7を観測しました。地震に伴い、津波や火災が起こるなど被害は甚大で、こうした状況を鑑み、2日に予定されていた新年一般参賀の中止が宮内庁から発表されました。中止の判断には、両陛下のご意向が反映されたそうです」(皇室ジャーナリスト、以下同)

 一般参賀は、毎年1月2日に皇居内で行われる。天皇、皇后両陛下が皇族方とご一緒にお出ましになり、新年の祝賀をお受けになる行事だ。

「コロナ禍の'21年と'22年は感染症対策のため取りやめとなりましたが、自然災害の発生を理由とする中止は初めてのこと。今年は4年ぶりにほぼコロナ禍前の状態に戻して行われる予定でした」

 以前から皇室の方々は、自然災害等での被災者たちへ心を寄せられてきた。

「'95年1月、阪神・淡路大震災が発生。上皇ご夫妻(当時天皇、皇后両陛下)は、そのわずか14日後、まだ余震が続く被災地を訪問されました。おふたりは避難所の体育館へ赴き、被災者の話に耳を傾けられました。その際、スリッパも履かれず、冷え切った床に膝をついて被災者の目線に合わせ、背中をさすって励まされたことは、これまでの皇室像を覆すものであり、多くの人の印象に残りました」(地方紙記者、以下同)

 特に美智子さまの振る舞いは話題を呼んだ。

「被災の心労からか、美智子さまの前で女性が急に泣き崩れるというハプニングが起こりました。しかし、美智子さまはその女性を抱きとめられ“つらかったでしょう”とお声がけされたのです。

 また、被災地を後にするためバスに乗り込まれた美智子さまは、見送りに来た人々へ窓越しに“がんばってください”という意味の手話を繰り返されていたそうです」